東北な温泉

旅館新湯


旅館新湯

(西山温泉)
旅館新湯 - 西山温泉旅館新湯 - 施設の外観
旅館新湯 - 湯小屋旅館新湯 - 施設の周辺にいるニャンコ達
〒969-7321 福島県河沼郡柳津町大字砂子原字老沢931 TEL.0241-43-2024

入浴 料金不明
入浴、宿泊
日帰り入浴は、空いている時のみ
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり

 11月、柳津の少し先(南側)で只見川と分かれ、そこからまた奥の山中へ分け入ることしばし‥、やっと着いたぞ~、的なところにある西山温泉へ。して今日はその中の一つ「旅館新湯」に突進してみました。

 と、温泉集落入口付近に来ると、遠くに柳津西山地熱発電所の白く沸き立つ蒸気が一筋見え、ふと眼下に目を転じれば、川沿いに温泉宿がポツリポツリとある眺望が‥。「おう、これはなかなか、ようござんす~」と思いながら更に進撃。すると「こちらです」みたいな感じで小さな坂道が下方に続いており、誘われるようにそれを行くと、誰もが思うように、西山温泉へとたどり着いたのでっす。

 で、坂を下りてすぐにあるこの旅館新湯に突進すべく、旅館前の駐車場に車を止めると、真っ黒な猫とグレーの子猫が、ちょっと警戒ぎみに出迎え、また山のドテや湯小屋の前にも猫がたむろしていたり、ここは何だか猫の館のよう。んで、館内に入ると、今度は人間の女将さんと小さな女の子が出迎え、なんとなく不思議の国に迷い込んだ気分になりましたのよ。
 と、今日のお風呂は、男湯が1F奥の荒湯源泉で、女湯が階段を下りた所の新湯源泉に‥。

 なわけで1F奥の湯に浸かってみますと、それは無色透明で、温泉の匂いがほのかにする、掛け流しのお湯。オーバーフローする部分に茶色の析出を生じさせつつ、サヤサヤとお湯が流れ出て行っており‥。んと、最初は熱いな~と必死に湯かき棒でかき回したお湯も、浸かるにつれて次第に少しぬるくも感じ、あの必死の湯かき修行は何だったのか、と夢でも見たような思いになりまして‥。んー、おそらく、上面だけが熱かったのでしょう。

 で、このヌルヌルのお湯は、乾燥肌の私にとても良いようで、炭酸水素で肌のカサカサを溶かし、ゆるい硫黄で殺菌してくれているように思われ‥。

 まあ、あまり風情のある浴場ではないですが、温泉はなかなか良いお湯なんですのよ~。あと注ぎ口では、筒で余分なお湯を外に流すローテクな仕掛けが設けられ、それで湯温を調節するように。‥ちなみに、もう一つのお風呂、新湯の方は、雰囲気あり過ぎですわな~。

その1 > 泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:荒湯 81.8℃ pH8.0 152L/M動力揚湯

ナトリウム 1591, 塩素 1907, チオ硫酸 8.3, 硫酸 280, 炭酸水素 728, メタケイ酸 168(平成18年分析)


その2 > 泉質:塩化物泉 低張性中性高温泉 源泉:新湯 71.2℃ pH6.7

ナトリウム 1436, カリウム 199, 塩素 1950, 硫酸 309, 炭酸水素 475, メタケイ酸 125, 遊離二酸化炭素 106, 遊離硫化水素 3.8(平成5年分析)‥なぜ含硫黄になっていないのだ?

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