東北な温泉

駒の湯温泉


駒の湯温泉

(栗駒山)
駒の湯温泉 - 途中の景色駒の湯温泉 - 施設周辺1
駒の湯温泉 - 施設周辺2駒の湯温泉 - 施設の外観1
駒の湯温泉 - 施設の外観2駒の湯温泉 - 足湯
〒989-5371 宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東88 TEL.0228-46-2110

入浴 500円
入浴、休憩、簡易売店
冬季休業
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

標高 600mくらい

※2008年 岩手・宮城内陸地震により流失
※2015.09 日帰り温泉として復活


☆旧浴場:駒の湯2002

 7月、2008年の内陸地震から数年、もうダメなんじゃないかな~と思っていた「駒の湯温泉」が復活して浴場を始めたと聞き、やって来ましたよ駒の湯の地。そこには山が崩れて白茶色の土肌がむき出しになった崖が東側にあり、あの素晴らしかった紅葉の山肌は、幾年かかけての創り直しとあいなりました。まあそれでも新浴場周りは森に囲まれ、また安全地帯ですし、マンザラ悪くはありません。

 ちなみに、今は休憩所を造っているところで、浴場の前にも小さな建物ができあがりつつあり、またそこら辺で工事のオジサン達がエンヤコラ~とね。
 さて、簡易小屋で受付を済ませ、小さな湯小屋へ向かいますと、おう、中にはなかなか良い景色のお風呂があるではありませぬか~。それは以前のものとそっくりな姿で、幾分小さいかな~という感じ。室内は硫黄と木の香りが漂い、窓の外は裏山がことのほか近く、こっそりと野生動物がのぞいていそうな、そんな空気がリアルにあるのです。それと窓は一風変わった構造で、硫黄を立ち込めるのを防ぐため、通気をよくする仕組みに。それで微風がスースーとね。

 お湯は無色透明ですが、白い湯ノ花がほんの少し漂い、肌をこするとメッタリとくっつくような、カルシウムが多くて弱酸性という珍しい温泉なのです。久しぶりに酸性の感触を味わえて、少し嬉しくなりました。あとは小さな湯船に有り余るほど、湯量が豊富に注がれ、ザブザブと掛け流されておりまするよ。湯船も湯ノ花で白くなっておりまして。

 それから、弱みでも強みでもあるところに源泉温度の低さがあり、少しぬるく感じなくもないかな~と。まあ、長く浸かれば身体も温まるのでしょう。言わば、今が旬の夏の温泉なんでしょうね。浴後は硫黄の香りが体中に付いており、帰宅後、シャワーにて洗い流してやっと‥。

 え~、今日は晴れましたし、ボチボチとお客さんが来ておりましたよ。

泉質:含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉(硫化水素型) 低張性弱酸性温泉 源泉:駒の湯4号泉・駒の湯5号泉混合泉 36.4℃ pH4.4

カルシウム 406, 硫酸 1142, 遊離硫化水素 7.0, 遊離二酸化炭素 136(分析:平成22年)100%源泉掛け流し

駒の湯温泉 - 内湯駒の湯温泉 - 内湯の洗い場
駒の湯温泉 - 内湯の窓からの景色
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