東北な温泉

尼湯


尼湯

(小野川温泉)
尼湯 - 施設の外観尼湯 - 施設前の飲泉所 〒992-0076 山形県米沢市小野川町 TEL.0238-32-2740

入浴 200円
入浴のみ
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

 9月、小野川温泉街のド真ん中にある、ここのシンボル的存在の共同浴場「尼湯(あまゆ)」にやって来ました。オッチョコチョイの私は、ドロ湯だと勘違いしていた部分もあったり‥。して、浴場の前には飲泉所やベンチなどがあり、湯上り後に休めるようになっているんですよね~。で、入浴券は隣のお店で売られていて、あと、駐車場は少し下った左側の観光協会のものが使えまするぞ~。
 と、鼻歌でも歌うかのようにリラックスした心持ちで浴場へ突撃してみると、ありゃ、そこは脱衣所と浴室が同一空間に。そして私の入場に、あちらでお湯に浸かっていたおじさん達が一斉にジロッとこちらに目を向け‥。んー、なんか無作法でもしたのかと、一瞬たじろぎ、はてな?と‥。

 それから素知らぬふりをしつつ辺りを見ると「脱衣カゴの下に入浴券をさして置くように」との掲示を発見。で、他の人のカゴを見ると、ちゃんとさしてあり、私も見習ってそのように‥。して、よく見ると中には入浴券とは違う温泉組合員の木札もさしてあったりで、ご近所さんも来ているのが分かりましてね~。

 ふう‥、さてお風呂に突入してみますと、タイル張りの湯船の両側から、1筋ずつのお湯が勢いよく注がれ、湯船の縁からサワサワッとオーバーフローしております。それで手をあててみると1筋は熱く、もう1筋は水で、温泉が6、水が4といったところ。

 お湯は無色透明で、少し温泉の匂いがあり、ちょっとツルツルする肌触りの、サッパリしたもの。加水しているので成分が薄められてはいますが、源泉が熱いのでしようがありません。まあ、気持ちの良いお湯で、ご満悦。

 と、おや~、なんと湯船の底の方の壁が、隣の女湯と素通しになっており、うっかりそこに足を滑らそうものなら大変なことになりそうなんですのよ~。なんじゃこのスリル感。んー、いたずらっ子(子供時代の私)が足を出してきそうなんですけど~。

 あとは、男湯には窓があり、少し開けているので空気が流れ、その風が気持ち良いこと~。が、女湯は天井近くにしか窓が無く、開けられなかったと、マネージャーが嘆いておりましてね~。

泉質:含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 源泉:協組4号源泉 80.3℃ pH6.9

ナトリウム 1412, カリウム 123, カルシウム 547, 塩素 3199, 硫化水素 2.4, 炭酸水素 115, メタケイ酸 241, 遊離硫化水素 1.4(分析:平成15年)

尼湯 - 脱衣所尼湯 - 内湯

尼湯 - 共同浴場・滝の湯尼湯 - 滝の湯入り口脇の温泉卵を作れる所
 そうそう、尼湯から少し下がったところに「滝の湯」という共同浴場もありましたが、疲れも有り、外観を見るだけでやめてしまいました。ちょっとだけ中を覗きたい気もありましたが、開けたとたんに番台があって「はい、200円!」と言われたら怖いので、開けられないココロ~。

 それと、入り口の脇の箱の中では温泉タマゴを作っていたり、またここは誰も歩いていないような、のどかな通りなんですのよ~。うーん、かなり開けっぴろげって感じですね~。
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