東北な温泉

元湯・雄山閣


元湯・雄山閣

(男鹿温泉)
元湯・雄山閣 - 施設の外観元湯・雄山閣 - 施設のエントランス
元湯・雄山閣 - 施設下にある源泉を引くパイプ
〒010-0687 秋田県男鹿市北浦湯本字草木原52-1 TEL.0185-33-3121

入浴 700円
入浴、宿泊
男女別(内湯1、露天1)
シャンプー・セッケンあり

 9月、男鹿半島の先端付近の小高い所、男鹿温泉郷の最上部にある、ちょっと疲れた感じの建物「元湯・雄山閣」にやって参りました。チェックインを済ませ一息つき、客室の窓から外を眺めると、温泉街の先の遠くに水平線が見え、おー、なかなかいい感じ。

 ふと見ると、宿のすぐ下にちょっとした広場があり、その真ん中にある源泉と書かれたコンクリートタンクからパイプが引かれ、どうもこちらの浴場へと繋がっているようなのです。
(宿泊)
 少し落ち着いたところで、のらくらと浴場へ。と、脱衣所に入ったとたん、おや~、浴室の方からバシャバシャと不規則な音が連続して聞こえるではありませぬか。先客がいるのかなーと思いながら入室してみると、窓側のナマハゲさまの口から熱いお湯が間欠泉のように、シャワシャワと噴き出しておりましての~。えっ、これか~と。

 して、湯船の縁は白・茶・黄の析出物が見事なまでに堆積し、触るとザラザラして痛いくらいなのです。で、それらを乗り越え、お風呂にドボン。お湯は黄緑色に濁り、匂いはほぼ無く、スベスベする肌触りの、気持ちの良いお湯ですね。また湯船の底には、砂っぽい湯ノ花もザラザラと堆積している様子。

 この間欠泉のようにお湯が噴出する仕組みは、下のタンクからポンプで上方へ上げる時に空気が溜まったりして、そんな仕儀に至ったのではないかと思われます。あと、お湯の出口には木片があてられ、それで扇型に散水する仕組みに工夫してあり、これが温度調整をしてくれているようなんですわな~。

 あとは、外の下りたところに露天風呂風の湯小屋があり、そちらの湯船もなかなか個性的でございましたのよ。湯船にメッタリと見事なまでの湯の花の析出が付いておりまして‥。

泉質:ナトリウム-塩化物泉 低張性中性高温泉 源泉:男鹿温泉2号井戸 53.3℃ pH7.1 200L/M

ナトリウム 1288, カルシウム 381, カリウム 73, マグネシウム 71, 塩素 2347, 硫酸 223, 炭酸水素 943, 遊離二酸化炭素 506



 夕食は、一番安いプランにしては、まあまあ満足できる海の幸コースでございました。んー、久しぶりに1Fに泊まったら、2Fの(お爺ちゃん)団体さんのうるさいこと~。参りましたでございます。
元湯・雄山閣 - 内湯元湯・雄山閣 - 露天風呂
元湯・雄山閣 - 夕食
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