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正面の湯


正面の湯

(湯田川温泉)
正面の湯 - 湯田川温泉街とその中の施設正面の湯 - 施設の外観 〒997-0752 山形県鶴岡市湯田川丙64 TEL.0235-35-4111(観光協会)

入浴 200円
入浴のみ
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

 9月、鶴岡市街のすぐ南、庄内平野の南の端っこぐらいにある湯田川温泉へ。今日はその温泉街の中程にある共同浴場「正面の湯」にやって来ました。

 で、温泉街の入口には商店街の共同駐車場があり、そこに車を止めて歩いて行くと、すぐにそれと分かる昔ふうの瓦屋根の浴場が見えてきます。ほほう、それはなんだか入母屋造りが複雑にからみ合うような瓦屋根。して、それは辺りとは一線を画す佇まい。と、普段は鍵がかかっているようで、少し手前のお店(船見商店)で料金を払い、そちらのオバサマに鍵を開けてもらっての入場となります。
 さて、中に入ってみると、そこはタイル張りの小ぢんまりとした空間で、その浴室の真ん中の水色タイルの湯船には、なみなみとお湯が張られ、主のように横たわっており‥。あと、窓が大きくて室内は明るく、またキレイに掃除してあり、なんとも気持ち良いんでございます。

 まあ、その~、あまりに正方形過ぎて、どこに入ったらよいのだろうと一瞬戸惑いながら、適当にそこいらにドボン。

 と、お湯は無色透明で匂いのない、さっぱりとしたもの。そして、純度の高い硫酸塩泉が思いっきり注がれ、掛け流されていて‥。それから、室内が明るいせいか、すこぶる透明感のあるお湯に思えましてね~。

 それからしばらく後、そのタイル張りの浴室にて、思わず吹いた口笛が室内に軽やかに響き渡るもので、つい調子に乗ってしまって‥。そこへやって来たのは、地元のオジサン。あっと思った自分は思わず赤面。図に乗るとロクなことはないもんですな~。

 そして、私が上がって行ったら、今度はオジサンが歌い始めた、ってなことにはなりませんでしたけどね~。

泉質:硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:湯田川1号源泉 43.2℃ pH8.4

ナトリウム 215, カルシウム 150, 硫酸 712



メモ)
「正面の湯」の名前の由来は、神社(由豆佐売神社)の正面にあるから。まあ、もう一つ「田の湯」という共同浴場もあり、自然に「(神社の)正面の湯」になったのかな~と‥。あと、あつみ温泉に「正面湯」というのがあるんですけどね~。
正面の湯 - 内湯
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