東北な温泉

宿に泊まるとき


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~ 初心者用Howto2 ~

温泉宿の泊まり方
 たまにしか旅行に行かれない人のために、知ったかぶりして書かせて頂きます。

『 ホテル、旅館、民宿、ペンションの違い 』

 施設の名称には~ホテル、~旅館、~民宿、~ペンション、とありますが、実はこの名前は自由なんです。温泉ではなくても~温泉という銭湯もありますし、施設の名前は勝手に付けてよいのです(商標登録を除く)、たぶん。旅館業法の営業区分で「ホテル営業は洋式の構造及び設備を主とする施設」などと書かれてありますが、旅館業法と施設の名称は違うのです。

お風呂 で、一般的には以下の通り(社会の通例やイメージ)
ホテル:鉄筋コンクリート造りの近代的な建物。ビジネスホテル、シティーホテル、観光ホテル等がある。温泉街や観光地では、旅館と名乗る場合も多い。観光ホテルは、食事付、畳に布団が多い。ビジネスホテル・シティーホテルは、洋式でベット、RC(ルームチャージ)料金で食事はレストランでの別料金が普通。浴衣が付いていることが多い。
旅館:木造建築(今は鉄筋コンンクリートも多い)。朝夕の食事付。板前さんが作る和食のイメージ。畳に布団。普通は浴衣が付いている。
民宿:一般民家に泊まるイメージですが、実際は宿泊用に造られた建物が普通。民宿と言いながら立派なものもある。和風なところが多く、畳に布団が普通。朝夕の食事付。板前さんではなく、オーナー等が作る家庭料理のイメージ。低料金でもあり普通は浴衣が無いと思う。
ペンション:洋風民宿と言えば分かりやすい。なので洋式の部屋(ベッド)、洋風の食事が普通。レストラン等で修行したオーナーが経営するところもある。なぜか、禁煙が多い。普通は浴衣無し。
※だいたいこんな感じっていうだけで、当てはまらない場合もあります。


『 宿の予約 』

 宿泊施設の予約は、昔は大変でした。電話しまくりで疲れるうえ、断られたり、電話に出なかったりで苦労したものです。今はネットで予約できるようになったので、本当に楽になりました。大体、予約の方法は、宿に直接か、旅行代理店経由に分けられますが、一つの代理店で空いていなくても、他の代理店で空いている場合があります。

 例えば、この間、私が泊まった旅館では、離れの木造のボロボロの部屋3つを安く楽天トラベルに提供し、本館の鉄筋の方は自前で少し高い設定で予約を取っていました。当然、楽天トラベルからは3つの部屋しか見えないし、そこで書き込まれるクチコミ情報も離れの部屋の評価なわけなのです。

 一般的には複数の旅行代理店と契約していることが多いし、旅行代理店が複数の部屋を安く買い上げて、安く提供する場合もあるのです。なので、様々な形態があるので、色んな方向からアクセスしてみるのが予約の極意です。

 あとはレアな情報ですが、大型ホテルの場合、旅行代理店が部屋を確保するために予約だけをしておき、キャンセル料金を取られる三日前直前に、大量にキャンセルをする場合があるようです。

『 宿に泊まる時 』

 宿で一番注目するところは大抵、食事なわけですが、それ以外にも気付いた点をあげておきましょう。

1.まず「持込みは言語道断」だと、私が読んでいたメルマガの旅館の女将さんが申しておりました。ちなみに関係ないですが「歩道に乗り上げて車を止めるのは、もってのほかだ」と警察官が申しておりました。‥他人が止めて叱られているのを見ただけですけど。

2.浴衣は、寝るときに足と足がくっ付くので暑い。できればパジャマズボンを持参し、浴衣はかけて寝るとよいと思います。

3.旅館共通のようにある、あの薄くて軽い布団は、実は暑い。エアコンを止めると暑くて眠れないし、エアコンをつけたままだとウルサイし‥。一度、旅館のオーナーや従業員も泊まってみて欲しい、と思う宿も結構ありますね。

4.古い冷蔵庫が部屋にあると、これが夜中に急にブワーンと発動して結構うるさい。なので冷蔵庫の電源を切る(センサーで中身をカウントしている場合は切らない)。

※すみません。この章は個人的な事が多くなりました。眠れないとせっかくの旅行がツライものになるので。酔って「カーッ」と眠る人には関係なし。

風鈴
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