8月、赤倉温泉駅の南方、赤倉温泉街を過ぎて山中に少しのぼった所の一軒宿「ひやま山荘・お湯センター」にやって来ました。で、辺りを見渡すと、宿泊施設の他にゴルフ練習場などが設けられており「ほほう、意外と頑張っておられまするな~」と感じ入り‥。ほら、温泉街の奥に離れてポツンとあるから、競争も厳しいのかな~とね~。
それと、玄関にいたワンちゃんが、置物のように大人しいこと~。ワンちゃんは、かなりご年配の様子で、遠くを見る目で、犬が苦手な私をやさしく見つめるのでございました。
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受付を済ませて、浴場へ。館内の奥に向かいますと、階段が下方へ続いている所があり、その先には、周りを草むらに囲まれる大きな大きな露天風呂が、気持ち良さそうに横たわっているのでありました。
で、その手前の浴室には、まんざら悪くはない大きめの内湯があり、外に出ると小さな露天風呂と、前述のプールのような大露天風呂があり、そこは水面より10cm程すき間を空けた仕切りで女湯とを隔てているだけなのでありました。‥なぬ~、いいんすか、それで~。
さて、その大露天風呂には太いホースからザザーッと滝のようにお湯が注がれ、それは風に吹かれて水面が波打ち、また湯船からサワサワとあふれ出し‥。して、お湯は無色透明でほぼ匂い無しの、中性の肌触りのサッパリとしたもの。
そんな湯船に浸かることしばし、ジージーと止むことのない大群のセミの声、そよ吹く風、温泉の水の音、ここは何だか暑い夏を忘れさせる、涼しい夏の温泉でございましてね~。実際、仙台を出るとき30℃を超えていましたが、山中のここは27℃。
と、ふと見ると、そこの壁に目立つ文字で「泳げる露天風呂」と‥。誰もいなく、調子に乗って泳ぎモドキを実行してみると、おう、気持ちよろしか~。しかし不幸なことにそれはカナヅチ系平泳ぎ(沈没気味)。ほどなくヒザを底に擦って、イタタタタ~。お湯でふやけた肌がザラザラのコンクリートでイチコロリン。完。
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:ひやま山荘2号源泉 69.2℃ 自噴 分析書別表しかなし(分析:平成21年) 露天風呂の注ぎ口に、カルシウムの白い析出がビッシリ |
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