東北を行け
観光突進レポート

観光Top閉鎖のお店

ときわや食堂

(亘理の幻のラーメン) →2013/09 閉店
宮城県亘理郡亘理町字上町38 TEL.0223-34-2024

 3月、今日は亘理町にある幻のラーメン屋さん「ときわや食堂」にやってきました。知り合いから手書き地図を貰って突進したのはよいですが、なんとそれを家に忘れてしまい、思いっきりの迷走に‥(当時はスマホもgoogle mapも無し、あるのは荒ぶるカーナビのみ)。

 で、確かこの道だったよなーと行ったり来たりしていたら、何となく目に止まった、かなり古い建物。と、その入口には「営業中」の小さな札がぶら下げてあるではあ~りませぬか。「なんじゃー、この家は(店には見えない)? 何を営業しているの~」と、疑いながらよく見ても、お店らしき看板も何も無いのです。そして建物の脇から裏にかけて、駐車している車があるのですが、駐車場を表す看板もなくて。

 自分も車を裏に止め、店の前まで行ってみても、あれ~、中も暗い雰囲気。びくびくしながら窓に顔を引っ付けるようにして中をのぞいてみると、おや~、何者かがラーメンをすすっているではあ~りませんか。こっこだぁ~!

 ガラッと中に入ると、そこには小さなテーブルが2つと、小上がり座敷にちゃぶ台2つ。そのちゃぶ台の一つにあっては、階段の下の斜めの空間にあり、そこでおじさんが片足を土間に付け、半座りのマンガ状態でラーメンをすすっておりましてね~。なんじゃ、ここはぁ~! しかも、見渡しても目をひんむいても、メニューもなんにも無いのです。

 仕方なく先客の食べている物を横目でチラ見したりしながら「ラーメンとカレーがあるらしい」と察し、それに習ってラーメンとカレーを注文。すると、すぐ出てまいりましてね~(早い、早すぎる)。
 して、そのラーメンを食べてみたら、こりゃ旨し。わざわざここまで来た甲斐あり~、と感激ひとしお。それは煮干ダシ風味の、さっぱり系の中華そば。何なんでしょう、この人々を引き付ける魔力。カレーもカレー粉から作った感じの、旨いカレーでございましたのです。

 と、常連さんが話しているのを聞くと、日曜日は休みで、その他は12時~16時くらいまで営業で、スープが無くなり次第終了のよう。土曜日は13時過ぎに終わってしまうかも‥とおっしゃっていました。

 帰り、世の中は面白いものだな~、なんか嬉しくなるな~、そんな気分で家路に。ラーメン2つと半カレーが1つで1200円。まあ、メニューが無いので、明細は分かりましぇん。く気も起こりましぇん。

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©東北を行け0303 , 17rw , Update:2024/09/17