東北を行け
観光突進レポート

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八東苑

(気仙沼大島フェリー発着所の磯ラーメン) → ※2011大震災で消失
〒988-0034 宮城県気仙沼市朝日町475-1 TEL.0226-24-1758
ふかひれラーメン 1155円、大漁ラーメン 1050円、駐車場は心配無用

 1月、気仙沼でお昼を。

 で、気仙沼といえばフカヒレ。現地で一度はフカヒレを食べてみたいと思い、ふところ具合をちょっとのぞいてみては、のぞくまでもなかったとガッカリしつつ、のっそりとやって参りましたのです。まあでも私の場合は、味見程度のフカヒレでよいのですけどね~。

 と、やって来たのは、気仙沼港から大島に行くフェリー乗り場にある中華料理店「八東苑」。えーと、東京で大島といえば伊豆大島のことですが、この地域で大島といえば気仙沼大島のことなんです、はい。

 して、お店の建物は半分がフェリーの切符売場で、半分が食堂になっており、入口から普通に入ると切符売り場&待合室で、もう一つ奥(脇)のフロアが食堂になっている感じ。で、突入いたしますと、食堂内はかなり年季が入っていまして、簡単に言うと昔からある駅前食堂的な雰囲気なのです。

 一応、夕べ、寝る前から決めていた「ふかひれラーメン」と、海鮮系の「大漁ラーメン」も頼んでと。‥もう一人、MG氏もいるからお腹の具合は心配ご無用。
 さて、しばらくの後、出てきたフカヒレラーメンは、しょうゆ味のスープにちぢれ麺が泳ぎ、麺上に乗っているのがフカヒレと竹の子、ねぎ、鶏肉(のチャーシュー?)の細切り等など。まあ、中華あんからトロミを取った様子のもの。で、フカヒレはプチプチとして淡白なテイストではありますが、まあまあイケルよう。

 あと、以前にも思ったのですが、気仙沼のしょうゆスープは何か独特な風味があり、人によっては好き嫌いのある味ではないかな~。おそらく、地元のしょう油屋さんの味なのだと。

 一方、大漁ラーメンの方は、塩味のスープに上記と同じ麺。その麺は灰色がかった白っぽいもの。具材はホタテ、エビ、ワカメ、カニに加え、なんと〝かき玉〟チックな物も入っておりまして、全体がなかなかワイルドな風味を醸し出しています。そしてこの中ではカニの旨さが突出。久しぶりに旨いカニを食べたなーと、ちょっぴり幸せに。

 ここは大島と気仙沼とを行きかう人々の大切な食堂。垢抜けることは無いですが、中身は良ろし。

 フェリー乗り場からは気仙沼湾の向こうに、魚市場、街並み、そして遠くの空に室根山がくっきりと。まあ気仙沼の山と言ったら安波山ですけどね~。

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©東北を行け0801 , 18rw , Update:2024/09/17