温泉モヤシの収穫盛ん
温泉の熱を利用して栽培する「温泉モヤシ」の収穫が大鰐町で盛んに行われています。
「大鰐温泉モヤシ」は、地中を通る温泉の熱を利用して栽培され、歯ごたえのよさや独特の香りが人気です。
かつては津軽藩主にも献上されていました。
大鰐町虹貝の山崎光司さんの農業用ハウスでは、先月から、温泉モヤシの収穫が盛んに行われています。
山崎さんは土の上に敷きつめられたわらを取り除き、「室」の中で長さ30センチほどに成長したモヤシの束を収穫していました。
このあと温泉水でモヤシを洗い、町の地域交流センターに向けて出荷するということです。
山崎さんは、「ことしは夏場が暑かったので心配しましたが、順調に育ってよかったです。大鰐町の伝統野菜なので多くの人に食べてほしいです」と話していました。温泉モヤシの収穫は来年春まで続きます。