ホテル福富（大船渡市）

大船渡市大船渡町「ホテル福富」 震災では２階天井まで浸水したが、４ヶ月後の７月に、無事だった３階部の営業を再開し、復旧工事関係者らを受け入れてきた。区画整理事業に伴い、２０１５年４月にかさ上げ地への新築移転に着手。２０１６年４月２１日に、現在の場所にオープンした。 #岩手 pic.twitter.com/J1VRLNqnCg

— kazuy1929 はに丸 (@kazuy1929) April 6, 2017

ホテル福富の朝食(ご飯と生卵と納豆食べ放題) pic.twitter.com/xIleyqtS79

— 丸大豆醤油 (@marudaizushoyu) June 20, 2021

ホテル福富、決意の再出発　大船渡、移転オープン

　大船渡市大船渡町の土地区画整理事業区域内に移転新築工事を進めていたホテル福富は２１日、オープンする。東日本大震災で被災後、４カ月でいち早く復旧し、復興まちづくりに合わせ移転。大船渡を発展させ、過去の災害から立ち上がった先人の思いを胸に、新天地で一歩を踏み出す。

　ホテルは旧ホテルから北西数百メートルに建設。３階建て５５室から４階建て５６室に生まれ変わった。全室に風呂を新設し利便性を向上させたが、素泊まりは旧ホテルと同価格。大船渡保育園など、避難場所は以前より近くなった。

復興の宿､再起へ新築移転

　東日本大震災で被災した大船渡市大船渡町のホテル福富（佐々木幹子代表）は、同市大船渡町の土地区画整理事業（区画整理）の換地先への新築移転に着手した。震災後４カ月でいち早く現地復旧して支援者らを受け入れ、今度は区画整理のかさ上げ地で第１号の着工となる。佐々木代表（７５）は移転か廃業か苦悩したが、過去の災害から再起し地域を発展させた母らの思いを受け継ぎ、まちの再生に尽くす決心をした。来春の開業を目指す。