青リンゴ 秀 3キロ
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青りんご (長野)
青リンゴは有名な果物であるが、食べたことが無い人が意外に多いように思う(特に若い世代)。それは、今は殆んど作られていないというか、売られていないからなのだ。現在出回っている青リンゴと称される物の多くは王林という種類で、本来の昔からの青リンゴとは別物であり、味や大きさ、雰囲気も全然違うのである。
また、ガムやシロップやシャンプーなどに青リンゴの匂いを使った商品が多数出まわっているのだが、その元の香りは「本来の青リンゴ」の方なのだ。いや、たぶん、赤くなるリンゴを青いうちにもぐと、こんな香りがするのかも~と思っている人も多いのでは。
ちなみに、リンゴのシーズン初め、夏に多く出回っている青リンゴは「祝(いわい)」という品種で、長野県産が全国で8割以上を占めているそうな(JA長野2007年資料)。で、画像をひと目見てそれが本当の青りんごであろうと悟り、その「祝」とやらを頂いてみることに。
緑色した、今のリンゴ達からしたら小さい、テニスボール大の青リンゴを半分に切ってみたら、中は普通に白い果肉であった。パキッと音を立てながら皮ごと食べてみると、お、これは少しばかり食べるには早かったみたい。ほんのり酸っぱく、ちょっと青くさいような独特な香りがする。
これがもう少し熟すとサクサクの食感になって、甘味も出て、あの青りんごの香りもかぐわしくなり たぶん おいしいのだと思う。でもその反面、熟すと足が早くて、すぐダメになっちゃうけど。青リンゴは皮が薄く、薄皮部分も風味の一つでもあるので、皮ごと食べるのがおススメさ~。
‥青りんごは本来、安くて身近なものだったが、これはそうではないかなー。このリンゴはお盆のお供え用に、固くして長持ちするように作ってあるのだと思うね。 |
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