四万十川 青さのり
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四万十川・青さのり (高知)
最後の清流といわれる四国・四万十川(しまんとがわ)。ここの名産はなんといっても、他ではあまり見かけない「川のり」であろう。して今でも食べられる「川のり」が採れるなんて、なんとも素晴らしい清らかな四万十川。
ちなみに、ここで採れる「川のり」には「青さのり(ヒトエグサ)」と「青のり(スジアオノリの一種)」とがあり、それぞれ違うものなのだそう。して今回は取り上げていない「青のり」の方は、風味よく、口溶けもすばらしいことから、最高級品として扱われているのだと。
で、今回実食する「青さのり」は、四万十川河口から数キロ上流までの、海水と川の水が混じり合う汽水域で 現在は養殖されているもの。通常は天日干しされたものが売られていて、それを冷凍すれば一年間も保存可能なのだという。(‥その後、2007年に地域団体商標に登録)。
フワフワに乾燥された青さのり。ふむ、あまり他所では見かけない容姿であるね~。で、そのまま、ちぎって味噌汁に入れてみると、予想通りにふわっと広がり、ほんの少し海苔の香りが漂ってきた。一口すすってみると、うん、海苔の甘い香りを感じるぞな~。こりゃ、うまい。箸で「青さのり」をすくって噛んでみると、歯ごたえもある。
「青さのり」の味噌汁を飲み、ご飯を食べる、この絶妙な味わいのバランスが、とても良い。やっぱり海苔には、ご飯が合うのだな~。うん、生臭さも無く、上品。こりゃいいかも~。
以前、四国に行った帰りに「青さのり」の佃煮を買って帰ったことがあるが、それも美味しかったな~。
メモ)
実はこの「青さのり」は、全国的には主に海上養殖にて生産されている(2024年、陸上養殖も始まったよう)。で、三重県が全国の60%を占める。
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