名物に旨いものあり
塩引き鮭
Content
塩引き鮭5切(370g)真空包装
全国名物新潟 / クチコミ
㈱総合食品さいとう
新潟県村上市飯野1-2-38

:白鮭(国産)、食塩


賞味期限:製造日より2週間
保存方法:冷蔵保存

村上の塩引き鮭の旬は10月~12月

塩引き鮭

(新潟)

 山形から新潟へ、北から南に向かって海沿いの幹線国道を行くと、そこでは何故か何本もの良さげな河川に出会うのである。と、そこは日本海の海沿いに広がる平地で、後ろ(東側)には山々が連なる地形。して、釣り好きな自分はそれらの河川がとっても羨ましく、良い所だな~とつくづく眺め回したもの。

 そんな新潟の北端にある村上市は、鮭の街として知られ、市内を流れる三面川(みおもてがわ)には、やっぱりサケが遡上する。そんでもって、市内の「千年鮭 きっかわ(旧・味匠喜っ川みしょうきっかわ」というお店が、最近、JR東日本のテレビCM(吉永小百合さん起用)でも紹介されたりして賑わい、またそれらの店内に吊るされた「塩引き鮭」の風景は、訪れる旅人を別世界へいざなうという。‥家庭でも作られるとな~。

「新巻鮭」と「塩引き鮭」の違い
 主に北海道や東北で作られているのが「新巻鮭」。それは、生鮭の内臓を取り除いて水洗いし、塩漬けにして冷凍保存したもの。‥と聞くと、普通の塩サケではないか、これは~。
 これに対して「塩引き鮭」は、まず雄サケだけを使用し、内臓を取り除いて塩をすり込み一週間。その後、水洗いして塩を抜き、冬の軒先などで数週間干したもの。で、どうもこれが低温発酵されるらしく。

メモ)
 ちなみに、新潟のサケの漁獲量を見ると、ダントツの北海道と東北3県に大きく水を開けられ、なんと全体の1%にも満たない量(2018年資料)。にもかかわらず、消費量はトップの青森の8割程もあり、東北~北海道に続く第5位にランクイン(2016年資料)。


 実のところ、一本丸ごと買う勢いで注文サイトをのぞいてみたのだが、その値段に仰天して、撃沈。そんなわけで切り身に。

 さてと、そのままグリルで焼いた鮭は、小さいように見えるかも知れないが、いつも食べているスーパーのより、断然分厚い。それから、崩した一片を頂いてみると、ふむ、そんなにショッパクはない。でも、すぐに耐えられなくなり、ご飯を口に放り込んだ。あと、腹身に行くにつれ脂が増え、また塩気も増すよう。うん、なかなか旨い。そう、静かに旨い。いつものスーパーのより2倍は美味しいかな~。値段もそれなりだけど~。

   まあ、ちょっと小さめかな~と思うも、ちゃんとご飯一杯が食べられた。おそらく昔の「塩引き鮭」ならもっとショッパくて、ご飯ももっと食べられたんだと思う。んー、インパクトのある美味しさではないが、こりゃたぶんハズレなし。お歳暮に送ってほしいものである。

鮭とサーモンの違い
 日本のスーパーでは、養殖物をサーモン、天然物を鮭、と表示している。天然物は寄生虫(アニサキス等)がいる場合があるので、区別のため その表示にしたよう。まあそれは慣例みたいなもので、決まりではない。なので、生食する場合は「刺身」と表示されているものを買おう。あ、アニサキス対策は、十分に冷凍することである。
©名物に旨いものあり2001 , 24rw , Update:2024/10/15