ちんすこう
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ちんすこう (沖縄)
「ちんすこう」は聞いたことがあるが、いったいどんな物だったっけ?と。で、とある物産展で見かけた「ちんすこう」。見た感じ、あまりおいしそうに見えないし、表面からはがれ落ちた粉々が、袋の内側にたくさんくっ付いていたりもする。なんかお土産に持って帰っても、有り難がられないかも知れない、そんな雰囲気のお菓子でもあった。
ちなみに、ちんすこう(金楚コウ)は、およそ450年前から琉球王朝に伝わる宮廷菓子で、王族のみに嗜好された贅沢品なのだという。
と、なんとも言いようのない質素な袋から取り出し、食べてみると、おや、なんかこれは昔食べたロッテ・マザービスケットの味に似ているな~(というか後から来たのがロッテだから)。そのビスケットに砂糖のツブツブがふりかけられているような。して、本体はサクサクした食感であるが、後に砂糖のジャリジャリ感もオマケで付いてくる。
今ではなんでもないお菓子であるが、これが450年前にあったというなら、当時はたいへん高級なお菓子だったに違いない。いや、何だろう、その素朴さが沖縄の魅力なんだな~。
メモ)
どうやらフランスに「ガトー・バスク(Gâteau Basque)」というお菓子があるそうで、それはやはりラードを使用したもの。そしてこの「ちんすこう」に似ているのだと。‥形は違うけど。
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