名物に旨いものあり
ちんすこう
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ちんすこう
全国名物沖縄 / クチコミ
㈲まるひら製菓工場
沖縄県うるま市字州崎8-16

名称:焼菓子

:小麦粉、砂糖、ラード(豚脂)、鶏卵、膨張剤

ちんすこう

(沖縄)

「ちんすこう」は聞いたことがあるが、いったいどんな物だったっけ?と。で、とある物産展で見かけた「ちんすこう」。見た感じ、あまりおいしそうに見えないし、表面からはがれ落ちた粉々が、袋の内側にたくさんくっ付いていたりもする。なんかお土産に持って帰っても、有り難がられないかも知れない、そんな雰囲気のお菓子でもあった。

 ちなみに、ちんすこう(金楚コウ)は、およそ450年前から琉球王朝に伝わる宮廷菓子で、王族のみに嗜好された贅沢品なのだという。


 と、なんとも言いようのない質素な袋から取り出し、食べてみると、おや、なんかこれは昔食べたロッテ・マザービスケットの味に似ているな~(というか後から来たのがロッテだから)。そのビスケットに砂糖のツブツブがふりかけられているような。して、本体はサクサクした食感であるが、後に砂糖のジャリジャリ感もオマケで付いてくる。

 今ではなんでもないお菓子であるが、これが450年前にあったというなら、当時はたいへん高級なお菓子だったに違いない。いや、何だろう、その素朴さが沖縄の魅力なんだな~。

メモ)
 どうやらフランスに「ガトー・バスク(Gâteau Basque)」というお菓子があるそうで、それはやはりラードを使用したもの。そしてこの「ちんすこう」に似ているのだと。‥形は違うけど。
©名物に旨いものあり0407 , 24rw , Update:2024/10/15