大徳寺納豆(だいとくじなっとう)
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大徳寺納豆 (京都)
大徳寺納豆って、いったいどんなもの? よく知らん。でもなんか、ちょっと気軽に食べて見たくなるような大徳寺納豆という名前。ということで、好奇心旺盛にチャレンジしてみることに(大げさな)。どうせ、甘納豆の一種だろうと、何気なく食べてみたのはいいが。
ちなみに大徳寺は、司馬遼太郎さんの街道をゆく「大徳寺散歩」にも出てくる有名な京都の禅寺なのである。かの一休禅師(一休さん)も住持を務めたことで有名だとか。
袋を開けてみると、なんとコーヒーのような匂いがする。「えっ?」と思い、よくよく匂いをかいでみると、よく分からなくなってきた。見た目もコーヒー豆にしか見えないし~。
まあ普通に、何のためらいもなく、一粒、口に放り込んでみると。「うっ!」慣れてないせいか こりゃだめだ。食べてはいけないものを食べてしまったような感覚~。外国人が納豆を食べると、こんな感覚になるのだろうか。久しぶりに強力な食品に出会った、元日本の中心地。
たぶん、大徳寺納豆の中でも、強力なものを食べたのだろうと思うが‥(いや一種類しかないようだけど)。もっと食べやすいのもあるのではないかなー。それとも、食べ方が別にあるのか。
食べ方)
いちおう、食べ方としては「お茶うけ、酒のつまみ、お茶漬け、おかゆにのせる」などと書かれてあった。 |
メモ)
後日知ったのだが、京都ではこのような糸をひかない納豆(塩辛納豆や寺納豆という)が愛され食べ続けられており、この大徳寺納豆の他にも数種あるらしい。また、大徳寺納豆を使った京菓子なども有り、甘いお菓子の中に異色の風味を醸し出し、人々を魅了するのだという。
追記)
後に、大徳寺いわく「この納豆は、お味噌やお醤油の種類に近いもので、醸造製品の部類に入ります」と、また本来の名称は「唐納豆または寺納豆」といい、これらは門前(一般の人々の間)で、大徳寺納豆と呼ばれているのだと。
追記2)
映画「美味しんぼ」を見ていたら、この「大徳寺納豆」が出てきてビックリ。それはどうも「鯛の大徳寺納豆まぶし」という料理。いや、待てよ、もとを正せばこの漫画に大徳寺納豆が出てきたことが発端で、回りまわって今、こうして自分が大徳寺納豆の記事を書く流れになっているのかも~。 |
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