筆柿(ふでがき)
全国名物愛知
/ クチコミ
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愛知県西三河南部が主産地
富有柿や次郎柿より1カ月ほど早くなり、9月中旬~11月上旬にかけ出荷。
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筆柿 (愛知)
筆柿はその形を見て「なるほど」と誰もが納得する、分かりやすい名前なのである。産地とは関係ない自分の住む地域でも、秋になると、あちこちの家の庭先に柿がなっているのを見かけるが、よくよく見ていたら、たまにこの筆柿に似た柿が見られることがある。あれはやっぱり筆柿なのであろうか。また筆柿は別名「珍宝柿」(声に出すとチョット‥な)とも呼ばれているんだとか。
この柿は不完全甘柿で、1本の木に甘い柿と渋い柿が一緒になるという。産地の愛知県西三河南部では気候が適しているおかげで、甘柿になりやすいらしい。が、それでも全体の2割程度が渋柿になってしまい、「渋かったぞー」と怒られるのがイヤで、今では全てアルコールによる渋抜きをしているのだそうで。
たまご型、いや筆型のツヤツヤした筆柿は、芸術的なオブジェのようでもあり、しばらく飾って置きたくなる逸品。絵描きなら、描いてもみたくなるもの。
で、しばらく眺めた後、仕方なくその柿を切ってみると、期待以上に茶色のゴマがビッシリとな~。うーん、これが甘柿の特徴なんだよね~。ははは、すばらし過ぎるぞよ~。食べてみるとシャキシャキとした食感で、熟度にもよるのだろうが、これが意外と硬めで。昔、家にあった柿の木からもいで食べた甘柿が、こんな感じだったなーと。して、ちょっと早めなのか、そんなに甘くはないようだ。
その種がなんとも、お菓子の「柿ピー」そっくり(逆かぁ、向こうが真似した)。んーと、もうすこし待つと甘くなるのかな~。我が家では、それまで生き残れるハズもないけどね~。 |
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