ふかひれラーメン
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ふかひれ (宮城)
気仙沼は、知る人ぞ知る遠洋漁業の基地であり、また生鮮カツオ水揚げ日本一(2013年,17年連続)を誇る、近海の海の幸の漁港なのでもある。そんな気仙沼の中でも、他の追随を許さないのがサメ類。なんと全国の約90%が水揚げされ、明治時代から中国へも輸出されているフカヒレは、気仙沼の代名詞なのである。
気仙沼では、冬の乾燥した気候を利用して「フカヒレの天日干し」が盛んに行われていた。そのサメの黒いシッポだけが大量に天日干しされている光景がアチコチで見かけられたもの。それはヨシキリザメがほとんどなそうで、胸ビレなども使用するが、尾の下ビレが最高級品なのだと。
昔、フカヒレといえば高級食材で、私達(いや失礼、私のような)一般人には、なかなか口にできないものであったが、なぜか最近では、誰にでも たやすく食べられるものに。
食べる前は、生臭いとか、変わった味がするとか、色々想像していたのだが、実際に食べてみると、プチッとしたゼラチンのような食感で、それ自体には味が無い(と思われる)。でも、料理にするとスープと馴染み、味わい深いものになるのだよね~。旨いかどうかはスープ次第かなーとも。まあ最近は味よりもゼラチン質が美容に良いとかで、女性に人気らしいけど。
メモ)
フカヒレは1匹のサメから大小8枚のヒレが取れる。中でも一番大きな尾びれが最高級品。加工が勝負を決めるもので、昔は皮付きで天日干し(3ヶ月)を要していたが、現在は技術も進化しすべて工場内にて。
また、有名中華料理店のシェフが言うには、フカヒレにはちゃんと味があると。地元気仙沼のお勧めどころでは、あさひ鮨のヒレ酒(1000円)、寿司(一貫/一個 800円)とか。2017.07
あとは、フカヒレはオスとメスで味が違うらしく、メスの方が繊維が細かくて粘り気があるそうな。まあ、2つ並べて食べる機会なんて無いだろうから、自分には無用なこと。 |
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