津和野名物 源氏巻
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源氏巻 (島根)
山陰の小京都といわれる島根の津和野、そこを代表する銘菓「源氏巻」は、幕末から続く歴史の長いお菓子なのである。そしてそれは現在でも、十軒ほどのお菓子屋さんで作り続けられるもの。またこれには、津和野城主が勅使の接待役を務めた際、指南役の吉良上野介(忠臣蔵の)にも差し上げた、という逸話も残されていたり。
まあ想像通り、源氏絵巻にあやかったものらしいけどね~。
簡易的な包、紙巻を開いてみると、良い香りの経木(薄い木の皮)に包まれた源氏巻が入っていて、それは更にビニール袋で丁寧に包まれていた。
して中から出てきた茶色の源氏巻は、切ってみるとカステラ生地の中に〝こしあん〟がビッシリ。そのドラ焼きにも似た香りの源氏巻を食べてみると、それはドラ焼きよりも人形焼(東京)に近い風味に思えた。まあだいたい皆さんの想像通りの味であるが、少し付け加えると〝駄菓子〟的なちょっと軽いテイストでもあるような。
んー、普通に旨い。
追記)
多くの店の「源氏巻」を見ると(今回食べたものとは違うが)山田竹風軒本店の物にだけ「商標登録」の表示がされてあった。ということは、おそらく老舗は山田竹風軒本店という事なのだろうか。
と、しばらくして再度確認してみたら、元祖を名乗る「源氏巻」の多いこと~。そして再度、商品画像を確認してみれば登録商標と書かれている別の商品も。あれ~、そんな筈は~。なので商標登録の確認をしてみると「源氏巻」を登録しているのは、やはり山田竹風軒だけなのであった。別途見かけた商標登録って、いったい。
2024年、再度確認してみたら、山田竹風軒の包みが紙巻から紙箱に変わっていて、デザインも変更され、商標登録の文字も消えていた。こりゃ商標登録の更新しなかったのかな~と。
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