熊谷銘菓 五家宝(ごかぼう)
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五家宝 (埼玉)
埼玉名物を探していると、熊谷名物「五家宝(五家寶)」という逸品が現れた。それは江戸時代から作られるもので、一時低迷して存続が危ぶまれたが、最近見直されて復活したのだという。
五家宝は「原材料に五穀を用いたことから名付けられた」などと語られているが、現在の五家宝にはそれらは入ってはいない。もしや、今では見直されて栽培されるようになった五穀たちも、いつぞや入手困難になり、五家宝の原材料から消えてしまったのであろうか。
五家宝は熊谷市の他、加須市の名物でもあり、また水戸の吉原殿中もこれと似たお菓子なのである。故に、起源は様々に伝えられており、どれがどれだと。それでも熊谷では現在でも10軒ほどのお菓子屋さんが五家宝を製造しており、熊谷が有力な起源の地であることには違いない。
きな粉でくるんだ捧菓子は、見ればちょっと異様な雰囲気を醸し出す。とりあえず食べてみると、むっ、これは前に食べたことがあるぞ~。そう、駄菓子にもあるし、スーパーなどで売られている袋に沢山入った、緑色のひねり菓子にも似ている(向こうが真似したのか)。分かってもらえるかな~、あれ~。食べると、黄な粉が独特な風味に変身し、食感がキャラメルのようにネチネチした感じに。あ~、なつかしい、この味。昔、袋菓子のをよく食べたな~。
追記)
後日、スーパーにて、袋で売られているお茶菓子に「五家宝」を発見してしまった。いやそれが、駄菓子的なちょっと小さめのお菓子なのだが、ちゃんと「五家宝」と書いてあったぞよ~。ふーん、今でも売られているんだね~。そういえば、商標はどうなっているのだ! |
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