七代佐藤養助稲庭うどん(現地で:天せいろ1200円)
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稲庭うどん (秋田)
秋田名物の中で、案外よく口にするのは「稲庭うどん」だと思う。「稲庭うどん」といえば、夏に食べる冷たいつけ麺を思い浮かべるね~。素麺、冷麦、稲庭うどん「どれにする?」と聞かれたならば「稲庭うどん」と答えるが、ちょっと値が張るところが普段食には向かないもの。
「稲庭うどん」の中でも、有名なのが「七代佐藤養助・稲庭うどん」。ここの八代佐藤養助(専務)がTVチャンピオンに出て、香川県讃岐、埼玉県・加須、長崎県・五島、と「うどん対決」を行い、お客さんの実食による投票で見事優勝したのを思い出す。
稲庭うどんは乾麺なので、家庭でもよく食べられる。夏は素麺風に、冬は温かいうどん風に、どちらにしても旨い。
実際、様々な稲庭うどんを食べてみると、形的には素麺の太いヤツであるが、素麺などと比べれば、麺に旨味があるように感じて、それがおいしさの源なのかなと。実際、稲庭うどんの断面を顕微鏡で見たら、空気の穴が空いているそうで、これも一つの味なのだろう。
ある日、現地の佐藤養助稲庭うどんの店で食べてみたら、薬味に生姜が付いていて、食べてみるとこれがベストマッチ。それ以来、我が家では稲庭うどんに限らず、冷たい素麺などには生姜が定番となったのだよ。
メモ)
通常は乾麺で流通する「稲庭うどん」であるが、秋田市内に生麺で食べられる寛文五年堂というお店があったので、実食へ。「生麺・乾麺味比べ」を食してみたら、やっぱり、生麺がおいしいに決まっていた。
あとは「幻の稲庭うどん」と言われる、宗家16代目稲庭吉左衛門手造りの「稲庭うどん」というのも どこかにあるらしく、それはなかなか入手困難なんだとか。
ちなみに、秋田県内でも稲庭うどんは冷たい「ざるうどん」として食べられるのが普通だが、稲庭の地でよく食べられるのは温かい「かけうどん」なのだと。 |
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