中津からあげ 骨なし
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中津からあげ (大分)
九州の人は鶏肉が好きらしい。と、鶏肉の消費ランキング(総務省統計2013年以前6年間)の1~3位は、どれも九州の県ばかり(たまに山口県も少し)。なかでも5年間トップの座に君臨しているのが、やっぱりこの大分県。それが2013年に、チキン南蛮の宮崎県に追いぬかれて大騒ぎに。まあそれでも、日本一級であることには間違いなし。して、ここ大分県では「鶏のから揚げ」や「鳥天」が名物なのである。
というわけで、大分でも特に「から揚げの聖地」とされ、40数店舗の専門店が味を競い合う中津市の、「中津からあげ」をば、今回物産展にて。
メモ1)
「からあげ」は唐揚げと書いたりするので、中国起源かと思えばそうではないよう。なので、最近では「唐揚げ」とは書かず「からあげ」とか「空揚げ」などと書くことが多くなったとも。 |
見た目は、よくある旨そうな「からあげ」。匂いをかいでみると、思った通りのおいしそうな匂いがした。
食べてみたら、ん? 普通に旨い。冷めて硬くなってはいるが、それにしても、地鶏を思わせるような、噛みごたえだ。旨さは〝普通〟と書いてしまったが、食べ比べると違うのかも知れないね~。特徴は油のサッパリ感と、鶏肉のその歯ごたえかな~。まあ、たくさん食べる人は、このシンプルさを好むのかも。いやいや、このシンプルさが王道なのだよ。
このお店では、この「骨なし」の他に「手羽先、なんこつ、すなずり」が売られていたよ~。
メモ2)
後日「中津からあげ」がテレビで取り上げられているのを見た。それはなんでも、骨付きが一番旨いのだと。うん、そりゃそうだよね、我が家では時たま水炊きを食するが、その時、骨付きと骨なしでは旨さに雲泥の差があって、こんなにか~、と感嘆したもの。あの骨っこのところに なんかあるね~、きっと。
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メモ3)
「から揚げに鶏肉が使われる理由(豚・牛ではない理由)」が、NHKでやっていた。
- 筋肉を束ねるコラーゲンは高温にすると縮む。そのコラーゲンが他に比べ少なく、高温にしても柔らかい。
- もともと水分量が多く、また油で揚げても中に水分が閉じ込められジューシーなまま。
- 脂が解ける温度が低く、人間の体温よりも低い温度で溶けて脂を感知し、おいしく感じる。
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