名物に旨いものあり
きりたんぽ
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きりたんぽ鍋
全国名物秋田 / クチコミ
大館きりたんぽ協会
秋田県大館市字中城20番地

きりたんぽ(ササニシキ)、ゴボウ、長ねぎ、鶏肉(比内地鶏)、セリ、キノコ(マイタケまたはシメジ)、糸コン

きりたんぽ

(秋田)

 秋田名物「きりたんぽ」といえば、秋田の観光地で売られている、木の棒にご飯を巻きつけ味噌を付けて焼いたもの、を思い浮かべる人もいるだろう。私もそのクチで、それを見ると とても旨そうで買ってしまうのだが、まだ旨いものに出会ったことは無い(ちゅうか それ以来食べてないから)。秋田県人に言わせると「きりたんぽ」といえば「きりたんぽ鍋」のことをいうそうで、要するに鍋で食べろ、ということらしい。

 2004年当時はそんなイメージだったが、その後テレビなどでしばしば取り上げられるようになり全国区へ。んー、柳葉ちゃんの「きりたんぽ鍋でも、つっつくが~!」(踊る大捜査線)のおかげのような気もするが。

 ちなみに「きりたんぽ」は杉の木の棒に、新米(もち米ではなく、うるち米)を半つぶしにして巻いたもの。それと、普通に「きりたんぽ」と呼んでしまっているが、どうも切っていないものは「たんぽ」と言うらしく、切ったものが「きりたんぽ」となるそうで。


「きりたんぽ鍋」は、おかずもご飯もいらず、鍋だけを食べるご馳走。強いて言えば、地酒もあった方が良い。きりたんぽ、鶏肉(比内地鶏)、キノコ(マイタケ)、セリ(根っこ付きの三関せり)が醸し出す独特の風味に、おこげ飯が溶け出す、一風変わった鍋なのである。特にマイタケの食感が、この鍋には合うね~。

 この鍋は、翌日になると(前日の残りが)尚旨いそうだ。汁の中にきりたんぽが溶け出し、見た目は悪いが雑炊にも似た旨い鍋になるのだという。でもこれをお客さんに出すとヒンシュクも。

メモ)
 きりたんぽ鍋は冬に食べるイメージがあるが、本場の鹿角や大館では、ごく普通の家庭料理なそうで、夏でも冬でも、何かのイベントごとに食べるのだと。お~、そういえば一関の餅文化でもそのようなことを言っておったな~。
©名物に旨いものあり0410 , 24rw , Update:2024/10/15