ますのすし
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ますのすし (富山)
今は昔、北陸を旅していたところ、とある高速道路のサービスエリアに「ますのすし」というノボリがパタパタと。「え、それは何?」と思っていたところ、多くのお客さんがサービスエリアのそこらじゅうで、弁当を広げるごとく「ますのすし」とやらを広げ、食べまくっている光景が見られたもの。
で、それは木で作られた薄い桶の器に、竹ではさんで押し寿司にしたような姿。いや、あまり生物は得意ではない分野だが、食べてみるべしと天の声が聞こえてきて、しかたなく。して、食べたらとってもおいしくて、こりゃたまらん。なもんで、思い出したように今回また、実食へ。
あ、実際に売っている姿は、白い箱にシンプルに「ますのすし」と書いてあるだけなので、中身の素晴らしさが分からないものだけどね。
その「ますのすし」は、木のフタをゴムできつく縛ってあり、食べる寸前まで押し続けてあるよう。で、そのゴムを取り外して木のフタを開けると、辺りにプーンと酢めしの香りが漂い、そこら中の人間の食欲をそそるのである。そしてそのオレンジ色のマスは一見エグイふうに見えるのだが、食べてみると癖もなく、意外と甘味も感じる上品な押し寿司なのだった。
今回で2度目であるが、やはり旨し。北陸に来たら、食べずにはいられないね~。
あと、この「ますのすし」は、付いているプラスチックナイフでキコキコと切り分けて食べる仕様で。と、切りにくいかと思えば、意外ときれいに切れ、まぁ、ピザみたいに簡単に切れるのである。
ちなみに「鱒の寿司」を作るお店は富山に20店ほどもあるそうなので、きっと色んな味の「鱒の寿司」があるのだろうと。 |
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