美濃
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栗きんとん (岐阜)
岐阜県中津川市には「栗きんとん」のお店(お菓子店)が12軒もあるらしく(2005年)、そしてそれぞれ違う味わいの「栗きんとん」を製造販売しているそうな。そうか「栗きんとん」は、料理店だけじゃなくて、お菓子店にもあるのだね~。
と思っていると、どうやらこの「栗きんとん」は、おせち料理などの「栗きんとん」とは別物で、和菓子として存在するみたいなんだよね。
ちなみに「きんとん」の意味は、漢字で「金団」と書くそうで、団が団子とか、布団とか、そういうところから持ってきているよう。
で、いろいろある「栗きんとん」の中から、その壺が欲しくて、壺入りをば所望。
して壷のフタを開けてみると、その上面にはそぼろ状の乾いた〝きんとん〟が敷き詰めてあり、その上に茶色い渋皮付きの栗が乗せてある。で、その下をほじくり返してみたら、底の方には大納言の小豆のつぶつぶが、丸ごと入っていて、え~!
それで、混ぜて食べるように書いてあったのでやってみれば、混ぜても特に変わった様子はなく、乾燥したままでそんなに混ざったふうでもない。要するに下の小豆も一緒に食べなさい、ということか。して食べてみると、全体的に栗の味で、小豆(甘納豆風)もあるよ、ってな感じかな~。いや、良い具合いに表現できなかったが、まんざらでもないでござる。
と、壷に入っている意味がわからないが、この壷は梅干を入れたくなるような、味のある壷。なかなか良い風合いの美濃焼きの壷なのだ。んー、これは梅干を入れて売った方が、売れるような気もしないでもない。いや、そうやって売って欲しいとも。
話はかなり脱線してしまったが、ようするに「栗きんとん」は、和菓子にしてもおいしいのさ~。 |
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