えがわの水羊かん 520g
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水ようかん (福井)
自分は冬でもアイスクリームを食べるのが好きなのだが、冬にアイスクリームを食べていると、他人に「えっ」と驚かれることがある。しかも、外でだ。近所の雑貨店の外でだ。それは昔、子供のころの話だがね。いや、今でも家や車の中では、冬でも食べているけど~。しかも、ポンポン(お腹)が冷えに弱いのにね~。
まあ、そんなある日「福井では冬に水羊羹を好んで食べる」と耳にした。いや、テレビで見た。おう、よく分かっていらっしゃる、福井人は(おそらく)賢い。しかも、今回食べる「えがわの水羊かん」にあっては、冬しか製造しないというツワモノなのである。
追記)
2021年現在、福井県内では80社以上もの業者がこれを製造しているんだと。
いかにもめでたい紅白の紙箱を開けてみたら、中一面に羊羹の海が。ひっくり返してみると(容器は切り離せないが)いちおう一切れずつに分けられ作られているのだった。
そのプリプリの羊羹を一切れスプーンですくって食べてみれば、お? これは今までに食べたことが無い風味。水分がかなり多く、寒天の食感が強い水羊羹で、黒砂糖の香りがほんのり漂う感じ。羊羹のくどさは全く無く、あっさりサラサラでスルスルッと喉の奥へ流れ込み、冬の乾燥しがちな喉を潤していた。気が付けば3つほど食べていたじょ。
これならカロリーが低いと思うし、何しろ寒天は食物繊維が豊富だから、健康食品として食べられて来たんじゃないかな~。冬に食べられるのは、読んで字のごとく、寒天が冬に作られるからなのだろう。銘菓とかの分類ではなくて、ソウルフードの一員かな~。
メモ)
この水ようかん、福井では別名で丁稚ようかんとも言われているそう。
後日、テレビで紹介されているのを見ていたら、現地では注文するときに「大」とか言っているのを目(耳)ざとく聞いた。そう、現地店では「大、中、ミニ、あずき(たまに作るらしい)」とバリエーションがあり、自分が食べたのは「大」の方なのだった。
それとどうも、昔からの製法で、紙箱に直接流し込んだものもあるらしく、なかなか面白いのだよ。
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