丸型杢目羊羹
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杢目羊羹 (富山)
富山の高級手土産と言えば、老舗の和菓子屋、鈴木亭の「杢目羊羹(もくめようかん)」だと、どこかで聞いた。え? 杢目羊羹とは、なんぞや~。と、それは白いんげんの白と、小豆の赤を織り交ぜて木目模様に作り上げた「ようかん」なるものぞ~。なんでも慶応二年(1866年)から続く、越中富山の代表銘菓、と高々とうたっているのよ~。
なんだ~「ようかん」のバームクーヘン版だな~、などと思うことなかれ。その木目は技術的に作るのが難しく、またこの木目がキレイなことでお土産に喜ばれるのだと。それから夏は、杢目水羊羹も作られるらしく。ふ~む、そこまで聞かされて黙っちゃおられまいぞ~。
で、棒状のと、丸いのとがある杢目羊羹のうち、今回は珍しい丸い方を買ってみた。すると、それはプラスチック容器に入れられたもので、そこには「ようかん」の概念をば、くつがえしたる景色が。そしてそれは、白あんと小豆あんが織りなす、虹にも見える縞を作っており、匂いをを嗅いでみると、いちおう匂いは無いようである。
して食べてみたら、おや、これは白あんの風味が強いような。うん、甘くて、旨いの~。最近はこれほど甘いものを食べる機会がなかったのだが、これは何か違和感が無く食べられ、また後味の良いスッキリとした甘味に感じた。そうそう、白あん好きには喜ばれるテイストで、加えてちょっと高級志向でもあるもよう。まあ、一人、1/4個ぐらい食べたら大満足~。 |
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