のし梅
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のし梅 (山形)
山形のお土産を思い起こせば、自分の場合、果物ばかりが浮かんできてしまうが、たま~に山形土産で貰うお菓子が、この「のし梅」だったりする。それも、ごく稀にだ。その記憶をたどれども、それほど印象はなく、いま一度食べてみることにしようぞよ。
のし梅は、山形産の完熟梅を使用した珍しいお菓子。でも昔は薬として扱われていたもの。その原料となる梅についてであるが、山形名産の紅花から赤い染料を取るのに梅の酸が使われていたことから、この地では梅の栽培も盛んだったという。
見ると、なにやら薄い板状の物を、両面からタケノコの皮で挟んである。その皮をめくってみたら、そこには半透明の寒天状のお菓子が、無造作に置かれていた。その「のし梅」を一口食べてみると、名前の通り、口いっぱいに梅の香りがプワプワプワーン。むっ、その予想外の酸っぱさが強烈じゃぞ~。でも、どちらかというとデザート感覚であるように思うね~。冷やして食べた方が、おいしい気がするなぁ。ちなみに、日本料理の先付けに出てくることもあるそうだよね。
追記)
後日知ってしまったのだが、老舗は1821年創業の「乃し梅本舗 佐藤屋」なのだと。んー、いろんなメーカーで作られているなんて、おどろき!
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