鬼瓦もなか
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鬼瓦もなか (福岡)
大宰府名物「鬼瓦もなか」は、大宰府政庁跡から出てきた鬼瓦をまねて作った最中だという。まあ、俗に言う縁起物・厄除けのお菓子なのだろうと。
ちなみに、鬼瓦は、瓦屋根の角を飾るあの瓦の事をいうそうで、必ずしも鬼の形をしているからという訳ではないようだ。あらためて鬼瓦と聞くと、神社・仏閣、はたまたどこかの瓦屋根の豪邸に行き、じっくりと見てみたくなっちゃったよね~。
話変わって、最中は日本の和菓子で、皮はもち米の粉を練って薄く延ばし両面から焼いたもの。その両面から焼くことで、この「ふわっと」感が出るらしい。それにしても、風に乗って飛んで行きそうなこの最中の皮、不思議なお菓子であるよね~。
セッケンよりひと回り小さいくらいの「鬼瓦もなか」は、まあそれしか無いだろうとも言える、鬼の面の形になっていた。しかし残念なことに、運送中のショックで鬼の面のデコボコが、幾分凹み気味。ふと横から見ると、最中の皮で中のアンコをすっぽりと包むのではなく、皮で挟んでいるだけのよう。
で、食べてみると、やっぱりこれは最中である。して、最中はうまい。この皮と中のあんこの絶妙なバランス、それと甘さ控えめ、素晴らしい日本の和菓子ここにあり。
原料が「あんこ餅」とほぼ同じなんだけど、よくぞここまで変化・進化したものだ。まあ最中の独特の風味は、どの最中も同じだが、この「鬼瓦もなか」は皮が特に美味しいように思えるね~。よーし、今年の厄除け完了。 |
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