元祖・ビー玉ラムネ(ガラス瓶)
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元祖ビー玉ラムネ (静岡)
ラムネは、北海道から九州まで、全国各地のメーカーがそれぞれ独自のラムネを製造販売している。して、なんとその数、数十社。コーラにおされて一旦すたれたかに見えたが、なんのその、細々ながらも元気に生き延びているのである。
ちなみにラムネとは、レモネード(炭酸レモン水)の訛った名称で、元々は外国(オランダともアメリカのペリー提督とも)から伝わり、途中からビー玉の入ったラムネ瓶になったよう(明治20年輸入)。で、日本では大阪の徳永硝子が、最初のラムネ瓶を作ったそう。なので今回実飲するこの「元祖ビー玉ラムネ」の〝元祖〟の部分は確かではない。えー、まー、名前は自由であるからして。
それと、気になるのが工場での作り方(フタの閉め方)。それはソーダ水を普通に上から入れ、ひょいっと、ひっくり返して でき上がり。後は炭酸の力でビー玉がグイグイッと閉まっちゃうとな~。それから、中に入っているのは精巧なA級玉であるが、精巧で無いB級玉が世の中で存在感を示してしまったことから、それらをひっくるめてビー玉と呼ばれるようになったのだとか。他にもビードロ玉が起源だとも言われるけど。
2007年モンドセレクションで最高金賞を受賞したというので、この木村飲料の元祖ビー玉ラムネを飲んでみることに。
で、添付のプラスチック器具で玉を押すと、ポン、カラカラッ、と軽やかな音がした。それからプラスチックで覆われた口から飲んでみると、うん、これこれ、この味だ。早い話がサイダーである。それで思いっきり瓶を傾ければ、ビー玉がまた栓に戻ったりして面白い、いや、じれったい。瓶は小さいように見えるが、実際はコーラと変わらない量(200ml)なんだよね~。
そして瓶はよく見ると、飲むときにビー玉が落ちてこないような仕掛けがあったり、なかなか凝った瓶なのである。すばらしや、この瓶。エライ。
あと、ここの商品の中にはペットボトル・ラムネ瓶(250ml)もあり、こちらは中のビー玉が簡単に取り出せるようになっていた。味は「わさび、杏仁、カレー」と色々。好き嫌いは人それぞれでアルヨ~。
メモ)
なんと、ラムネは俳句のちゃんとした夏の季語なのだと。んー、意外にラムネは突っ込みどころが多くて、奥行きがあるかもね~。それはまた、美味しさもギミック(仕掛け)も子供達の興味をそそるのである。 |
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