名物に旨いものあり 名物に旨いものあり
ビー玉ラムネ
Content
ラムネラムネ瓶
元祖・ビー玉ラムネ(ガラス瓶)
全国名物静岡の名物 / クチコミ
木村飲料(株)
静岡県島田市宮川町2429

名称:炭酸飲料

:果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、乳酸カルシウム

元祖ビー玉ラムネ

(静岡)

 ラムネは、北海道から九州まで、全国各地のメーカーがそれぞれ独自のラムネを製造販売しているもの。して、なんとその数、数十社。コーラにおされて一旦すたれたかに見えたが、なんのその、細々ながらも元気に生き延びているのであるぞよ~。

 ちなみにラムネとは、レモネード(炭酸レモン水)の訛った名称で、元々は外国(オランダともアメリカのペリー提督とも)から伝わり、途中からビー玉の入ったラムネ瓶になったよう(明治20年輸入)。で、日本では大阪の徳永硝子が、最初のラムネ瓶を作ったそう。なので今回実飲するこの「元祖ビー玉ラムネ」の”元祖”の部分は確かではない。えー、まー、名前は自由であるからして‥。

 それと、気になるのが工場での作り方(フタの閉め方)。それはソーダ水を普通に上から入れ、ひょいっと、ひっくり返してでき上がり。後は炭酸の力でビー玉がグイグイッと閉まっちゃうとな~。ちなみに、中に入っているのは精巧なA級玉であるが、精巧で無いB級玉が世の中で存在感を示してしまったことから、それらをひっくるめてビー玉と呼ばれるようになったのだとか‥。他にもビードロ玉が起源だとも。


 2007年モンドセレクションで最高金賞を受賞したというので、この木村飲料の元祖ビー玉ラムネを飲んでみることに‥。

 で、添付のプラスチック器具で玉を押すと(*1)、ポン、カラカラッ、と軽やかな音がした。それからプラスチックで覆われた口から飲んでみると、うん、これこれ、この味だ。早い話がサイダーである。それで思いっきり傾ければ、ビー玉がまた栓に戻ったりして面白い、いや、じれったい。瓶は小さいように見えるが、実際はコーラと変わらない量(200ml)なんだよね~。

 それから瓶はよく見ると、飲むときにビー玉が落ちてこないような仕掛けがあったり、なかなか凝った瓶だ。すばらしや、この瓶。エライ。2つ目の画像の下の段を参照あれ。

 あと、ここの商品の中にはペットボトル・ラムネ瓶(250ml)もあり、こちらは中のビー玉が簡単に取り出せるようになっていた。味は「わさび、杏仁、カレー」と色々。好き嫌いは人それぞれアルヨ~。

*1)
 プラスチック器具で玉を押したとき、炭酸の圧力で中身が溢れる場合がある。このとき、プラスチック器具を手のひらで押し付けたまましばらく待つと、中身が落ち着いて静かになるのじゃよ。まあ、家で飲むときは、そうっと持ち運ぶので、大抵中身が落ち着いていて、こぼれないけどね。

メモ)
 なんと、ラムネは俳句のちゃんとした夏の季語なのだと。んー、意外にラムネは突っ込みどころが多くて、奥行きがあるかもね~。それはまた、子供達の興味をそそるのさ~。
©名物に旨いものあり0811 , 19rw , Update:2024/03/27