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島とうがらし/コーレーグース (沖縄)
「島とうがらし」は「ソーキそば」を食べに行ったお店のテーブルに、何気なくポンと置いてあった逸品。他にテーブルには何も置いてはいなく、暗黙のうちに「入れろ!」と言っているように感じる代物だったのだ。その小ビンに入った真っ赤な唐辛子(島とうがらし)は、なんと泡盛に漬けてあるそうな。これって、ラー油の泡盛版かね~。
唐辛子の辛味成分のカプサイシンは油によく溶け、またアルコールにもよく溶けるそう。なので「ラー油」も「泡盛漬けトウガラシ」も、理にかなった調味料なのだよね。島とうがらしの泡盛漬けは(沖縄では)コーレーグスといい、ラーメン、そば等の麺類に適量をかけて食べるという。液体の量が少なくなってきたら、泡盛、または焼酎を継ぎ足せばよいらしい。え~? 半永久的というか‥。
まずは試しに「島とうがらし」の液体を、箸につけてなめてみた。そのとたん、私の顔は「ムンクの叫び」。舌がピリピリと、物凄い。ビールを口に流し込んでみたが、舌のシビレがすぐにはおさまらないのである。ふ~、ちょっと甘くみていた、かも~。
その日の夕食がカレーだったので、しかたなく無謀に、そのカレーにかけてみた。と(先ほどの所業で)シビレた舌が、何がなんだか分からなくなっているが、何か旨いのじゃ。何じゃろ、この風味。「島とうがらし」と泡盛の香りかなー。こりゃいいぞ、食も進む大人の味だ。 |
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