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しょっつる
Content
しょっつる鍋
全国名物
秋田
/
クチコミ
秋田県漁業協同組合
秋田県秋田市土崎港西一丁目5-11
しょっつる
原材料
:コウナゴやアジやイワシなど(ハタハタ100%の物もあるらしい)、塩
実際にしょっつる(瓶)自体を買ってみると、醤油を薄めたような茶色の液体で「30~40倍に薄めて使用」と書いてあった。匂いを嗅いでみれば、二度と嗅ぎたくないような匂いだったのだ。
後でいろいろ聞いたところをまとめると、ハタハタだけを原料にした「しょっつる」だとぜんぜん臭みが無く、おにぎりに付けて食べてもおいしいのだと。
しょっつる
(秋田)
しょっつる(塩魚汁)は、秋田を代表する調味料で、どうやって食するかといえば、しょっつる鍋にしていただくのが主な食べ方であろう。「しょっつる」といえば八森。八森といえば秋田音頭の冒頭が頭に浮かぶね。「秋田名物、八森、ハタハタ~、男鹿でオガブリコ~♪」。
「しょっつる」は魚を塩で漬け込んで発酵させ、なんと2~3年もの醸成工程を経て、骨が溶けて形がなくなった後に、火を通して保存したもの。石川県能登のイシリ(イシル)、ベトナムのニョクマム、タイのナンプラーなどと同じ、魚醤というものなのである。
男鹿半島の旅館で、しょっつる鍋を頼んでみると、具材は子持ちハタハタ、白菜、ネギ、しらたき、豆腐、えのき、春菊であった。半生が嫌だったので、ちゃんと火を通したら、ハタハタの卵(ブリコ)が硬くなってしまい、卵の殻だけをプチプチと食べる仕儀になってしまった。なので卵の旨みが汁に出てしまい、卵はあまり旨くは感じなかった。
あと、スープは透明で、味は寄せ鍋に似ている気がした。ハタハタは分かりやすく言えば、カレイに似た味にも思える。秋田県人に言わせると「カレイなんかに似ていない、これがハタハタの味だ。卵のプチプチも良い。ハタハタ自体を食べるなら、焼き魚が旨いぞ~」と。
メモ)
テレビで、地元の人がしょっつる鍋を食べているのを拝見。で、ハタハタの卵(ブリコ)を食べているのを見れば、紫色の卵を糸を引くようにして食べていたのだ。なぬ、そんなに火を通さないうちに食べるんだなぁ。
追記)
「しょっつる」は業者が作って販売しているだけかと思ったら、ちゃんと八森の各家庭でも作られているそうだ。それは、海で自ら捕ったハタハタを塩とこうじに混ぜ、3年寝かせ(1~2年だと生臭い)、火にかけ沸騰させた後、アクを抜いて出来上がり。
©名物に旨いものあり
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, 24rw , Update:2024/10/15