シークワーサー

（沖縄）

「シークヮーサー」っていったい何？それはどこの言葉なの～。きっとあなたも一度は飲んでみたい、シークヮーサー。たぶん沖縄の言葉なんだろう（*1）。ちなみに、呼びにくい発音の「シークヮーサー」であるが、他に「シィクワシャー」と呼んだり、実は色々なのである。

　シークヮーサーは和名でヒラミレモンといい、沖縄に自生する柑橘類の一種。沖縄の長寿村である大宜味村で多く栽培され、日常的に利用されているのだと。見た目は、スダチやカボスのような感じで、直径は３～４cm程度。血糖値の上昇を抑える効果があるといわれるノビレチンの含有率が、他の柑橘類に比べて数倍高いという。レモンやカボス等と同じ要領で使うとよく、やはり沖縄の泡盛との相性も抜群なのであるそう。

*1）沖縄方言で「シー」は「酸」、「クヮーサー」は「食わせるもの」を表すそうな。

（果汁100%原液にて）
　いざ飲んでみようと手に取ると「天然クエン酸の酸味が強いので、お好みにより薄めてお飲みください」と書いてあった。まあ、レモンと同じだと考えれば、納得する。

　まずはおチョコに、ちょっとだけ注いでみた。すると、とってもいい匂いの柑橘系の香りが漂ってきた。ちょっと口に含んでみたら、これが苦い、酸っぱい、恐ろしい。それは、強烈に香りの強いレモン汁を飲んでいるみたいなのだ。いや、ほんと、参りました。あなたをなめておりました、このわたし。

　その後、酢の代わりに使用してみたら、香りがとても良く、最高の引き立て役に。焼き魚にサラダにベリーグー、こりゃ焼酎にもピッタリだね～。

メモ）

　秋（11月）のシークヮーサーは甘味があり、ミカンのように皮をむいて普通に食べられるよう。実際、沖縄の幼稚園児がもぎ取り体験し、食べているところがニュースで流れていた。