北海道スープカレー

　なぜ、あんなに美味しいラーメンを、わざわざ「つけ面」にして食べるのか。なぜ、あんなに美味しいカレーライスを、スープカレーにして食べるのか。仕方ない、食べに行ってみよう。スープカレーの方を！

　それは、北海道は札幌発祥のスープカレー。トロトロのカレーといえば、カレーのルーツ、インドやスリランカなどのカレーを連想するが、どうやらそれとも違う、独特なカレーらしい。

（札幌に本店を持つお店で、近所に現れたその支店にて）

　と、注文がなんだか少しややっこしく、まずは数あるカレーの種類から野菜カレーを選択し、スープ（トマト、ココナッツ、あっさり）の中からトマトを選択し、辛さ指定（0～30番）はおとなしく２番を選択。更に、メニューの次ページには沢山のトッピングが。んー、慣れるまでには時間が掛かりそう。

　そして、初めてのスープカレーを目の前にして誰もが一時、沈黙す。いったいどうやって食べればよいの？で、普通にスープをすくってライスにかけて食べてみると、ありゃ、これだとご飯がすぐに無くなりそうじゃ。それで、スープカレーを、文字通りスープをすするイメージで摂取しつつ、時々ご飯を食べる、これが丁度よい感じなのである。自分が勝手にそう思っただけ。

　して味の方は、薬膳料理の風味が一瞬しつつ、ミネストローネスープの味もし（トマト選択ゆえ）、それでいて落ち着く日本人好みのカレー味。野菜の方は、スープに溶け出さないようにか、ちょっと硬めの煮込み具合い。いや、違和感無く普通においしいカレースープじゃった。んー、寒い北海道ではアッツアツのスープをすすりたいのかもね～。

メモ）
　ちなみに、この札幌スープカレーの具材がゴロゴロとして大きいのは、大体は大きな個体の方が冷めにくいから。

　まあ簡単に言うと、固体・液体・気体の順に温度が変わりやすいことは、皆さんが感覚的にご存知の通り。あとは、大きい方が表面積の割合が少なくて冷めにくい（おデブさんはいつも暑がっている）、ということがプラスされるのである。