名物に旨いものあり
青柳の土左日記
Content
土左日記
全国名物高知 / クチコミ
㈱青柳
高知市大津乙1741

名称:生菓子

:砂糖、あん、水飴、餅粉、寒梅粉、トレハロース、乳化剤(原材料の一部に乳製品含む)


賞味期限:30日間

青柳の土佐日記

(高知)

土佐日記の本  高知といえば、土左日記。高知で知らない人がいないこのお菓子は、紀貫之きのつらゆきの「土佐日記」をモチーフにして作られたお菓子なのである。発売以来60年になる、土佐の代表銘菓なんだそうな。

 高知といえば、その昔、仕事で伊丹空港からプロペラ機に乗り高知へ出張したのを思い出す。乱気流に飲み込まれ、いきなりジェットコースターへと変身したその機体。誰ひとり悲鳴をあげる人はいなく、みんな黙りこくって我慢した、あの時。帰りのお土産は「かつお節」と どちらにしようか悩んだあげく「四万十のり」にしたのだったな~。


 今回購入した土左日記。包装をはがしてみると、中はまさしく、土佐日記の冊子を模した箱。して箱の中からは、画像の通り、整然と並んだお菓子が。1つの包を開けてみたら、なんとも小さな餅菓子で、直径はキャラメルの2倍くらいだね。周りには寒梅粉(*1)がまぶしてあって、餅の中にはコシアンが入っているもよう。

 して食べてみれば、周りの寒梅粉が歯ごたえをかもし出し、ヤワヤワの餅とアンを援護射撃して全体のバランスを保っている。

 1つめは「お、うまい」、2つめになると「お、あまいぞ」、3つめ「お茶はまだか~(て、お茶は自分でいれるんだけどね)」という展開に。頼まれてもいないのに言ってしまえば、〝昔甘さ〟の餅菓子かなー。

*1:餅を焼き色が付かないように焼き、それを微粒子にして製粉したもの。梅が咲く寒い時期に作られたことから、寒梅粉と名付けられたという。

追記)
 気付かれた人もおられると思うが、上記文中には「土左日記」と「土佐日記」の2種類の表現を使用。紀貫之の「とさにっき」は、昔は「土左」と表記されていたようだが、今では「土佐」と書くのが一般的なそうで。かたやお菓子の方は、昔表現の「土左」を使用していたので、そちらを。
©名物に旨いものあり1312 , 24rw , Update:2024/10/15