名物に旨いものあり
梅ケ枝餅
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筑前大宰府名物・梅ケ枝餅
全国名物福岡 / クチコミ
かさの屋
福岡県太宰府市宰府2丁目7-24

名称:梅ケ枝餅

:もち米、うるち米、小豆、砂糖、塩

梅ケ枝餅

(福岡)

 昔、大宰府だざいふの門前町をそぞろ歩いていたところ、この梅ケ枝うめがえ餅のノボリや看板がそこここの店前に立ち並び「いったい何じゃろ」と興味と食欲をそそられたのを思い出す。どうもそれは、もち米と普通の米を混ぜて練って、中にアンコを入れて焼いた物らしい。む、普通の米を入れるのは、硬くならないようにするためだろうか。

由来:
 菅原道真がえのき寺で不遇な生活を送っていた時、老婆(後に浄明尼じょうみょうにと呼ばれる)が、道真の境遇に同情し、この餅に梅の枝を添えて差し入れたことが「梅ケ枝餅」の始まりなのだと。


(物産展にて買い求め、家に帰って開けてみたら、無慈悲に こんなふうになっていた)

 さてと、この餅は一風変わった餅である。皮が薄く、皮を通して中のアンコが見えるのだ。この皮は言うまでもなく餅であり、食べてみれば、皮も存在感をちゃんと主張して噛みごたえがあり、中のアンコもうまいぞよ。一見まんじゅうのように見えるが、食べるとやっぱり餅なのだね。うん、こりゃうまい。ちなみに梅の味は全くしないし、また本当の餅なので日持ちはしないと思うね。

 写真はつぶれた餅で、見にくくなってしまったが、餅の表面に押す焼き型が梅の形なのだそう。最初はふっくらしていたのだろうが、家に持ち帰ったら、つぶれてしまってたのだ。申し訳ない。

メモ)
 梅ケ枝餅は、通常は白い餅を使うが、毎月25日は特別にヨモギ入りの餅が使われると。それは菅原道真の誕生日が6月25日で、またその命日が2月25日なのだそうで、25日は特別な日に。なのでこの日だけ、ヨモギ入り餅が店頭に並ぶとな~。
©名物に旨いものあり0501 , 24rw , Update:2024/10/15