このページの全ての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。
風流堂の山川
Content
不昧公御好 山川
全国名物
島根
/
クチコミ
㈲風流堂
島根県松江市矢田町250-50
名称
:菓子
品名
:山川
原材料
:糯米(もち米)、砂糖、塩、着色料(赤3、赤106、黄5)
賞味期限
:10日後になっていた(意外に日持ちしない)
風流堂の山川
(島根)
どこかで誰かが言い出した、日本三大銘菓(松江・風流堂の
山川
、長岡・大和屋の
越乃雪
、金沢・森八の
長生殿
)。それらは、どれも
落雁
らくがん
なのである。落雁は、茶の湯の定番のお菓子であり、仏事や慶事の引き出物としても使われてきた、昔からの正統派の和菓子なのじゃ。
私の記憶だと、昭和中期からしばらくの間、結婚式の引き菓子と言えば、落雁でこしらえた鯛やら海老やら、色とりどりの干し菓子で飾られたお菓子盛りが多かった。それからしばらくすると、その形を留めながらも干し菓子から生菓子へと変化し、次第に落雁の姿は少なくなっていったように思う。
そんなこんなで懐かしの落雁、松江三大銘菓(山川、
若草
、
菜種の里
)の中から、松江・風流堂の山川を食べてみることに。
紙箱のフタを開けてみれば、そこには重厚な紅白の落雁が横たわっていた。と、表は真平らだが裏側にはブロックごとに切れ目が入れてあり、割れやすいようにしてあった。おう、この匂いは あの落雁の香りだ。パクリと口に入れれば、次第にサーッと溶けて行き、耐えきれずに噛んだらシャリシャリとした砂糖の食感があった。
やぁー、久しぶり。素朴で懐かしい心の味。もっと硬いイメージだったが意外にやわらかい(‥もしかして昔は硬くなったのを食べていたせいか)。紅白の落雁は、どちらも同じ味なんだね。
このシンプルな材料から、この独特な風味が現れるなんて不思議。この味は、食べたことのない人には説明できない味。お茶が必須なのである。
©名物に旨いものあり
10
02
, 24rw , Update:2024/10/15