名物に旨いものあり
湯せんぺい
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湯せんぺい
全国名物長崎 / クチコミ
製造元:進藤商店
長崎県雲仙市小浜町北本町
販売元:林田蒲鉾店
長崎県雲仙市小浜町北野431

名称:菓子
品名:小浜湯煎餅

:小麦粉、砂糖、鶏卵、食塩泉、膨張剤

湯せんぺい

(長崎)

「湯せんぺい」は、長崎県にある小浜温泉の名物である。その小浜温泉は等張性とうちょうせいの温泉というもので、数ある温泉の中でも濃い部類の食塩泉なのだ。その温泉を利用して作ったのが、この「湯せんぺい」であり、温泉の量をどのくらい、どのタイミングで入れるかが、この煎餅作りの肝心どころなのだそうな。

 以前、鹿児島の友人が教えてくれたのだが、九州では名前に濁点をつけないことが多いらしい。その友人は松崎という名前だが「マツザキ」ではなくて、「マツサキ」と言わないと怒るのであった。なのでこの煎餅も「せんべい(senbei)」ではなくて「せんぺい(senpei)」と言うのだろうと。

 あ、そういえば、アメリカのオバマ大統領が誕生したとき、小浜温泉が少し話題になったっけ。


 その円柱形の昔風の派手な包みを開けてみると、一見、神戸のゴーフルにも似た、またアイスクリームのコーンカップの素材にも似た、丸い「湯せんぺい」が出てきた。その大きさは直径が10cm弱で、匂いもコーンカップにそっくりなのだ。食べてみると、コーンカップをちょっと硬くした食感で、南部煎餅や瓦煎餅などにも似た、あの独特な香りがあるみたい。

 一言でいうと、コーンカップ+麦系煎餅といった感じの、かなり素朴な煎餅である。どうしても食べたくなるほどではないが、食べてみるとマンザラでもない、そんな煎餅かな~。現地で焼きたてのを食べたら、また違った味わいなのかも知れないけどね~。
©名物に旨いものあり0509 , 24rw , Update:2024/10/15