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日本料理・喜春


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日本料理・喜春

(猪苗代町)→ ※2018.03 閉店しておりました。
〒969-3133 福島県耶麻郡猪苗代町大字千代田字扇田12-5 TEL.0242-63-1376
向かいにも駐車場あり「わっぱめし」と「そば」のセット 1500円
日本料理・喜春 - お店の外観日本料理・喜春 - 通り
日本料理・喜春 - 蕎麦セット日本料理・喜春 - 蕎麦
日本料理・喜春 - わっぱめし日本料理・喜春 - メニュー
 4月、猪苗代湖のすぐ北側、猪苗代駅のそばにある「日本料理 喜春(きしゅん)」の”わっぱめし”がおいしいと聞き、やって来たのです。

 と、そこは派手な看板などもなく、意外にさびれた感のある猪苗代駅前の脇道。そして想像してたよりも小さなお店。で、お昼の少し前に開くものと勝手に思い込んで来てみると、店さきには12:00~との問答無用の表示が‥。しら~っとした空気に、一番乗り男、少し寂し。

 12時ジャスト、中から店員さんが出てまいりまして「さあ、どうぞ」と。案内された店内は、やっぱり狭い感じで、一応、座敷席とテーブル席があり、もう一つの3人くらい掛けられるカウンター席を私一人が専有致します。と、そこは親方の真ん前席なんですね~。必然と、自慢の料理の説明などを拝聴し、そ知らぬ顔で平然と料理の写真を撮ったりしてしまいまして‥。

 そんな訳で、この怪しげな男(自分)は、いったい何者なの~?という空気をプンプンとさせてしまい、色々聞かれて困ったんですわな~。‥今日はMG氏が休みのうえ、自分は鼻炎の薬を飲んでいて、眠くて眠くて頭回転せず、答えがシドロモドロで。(当時はまだ一般人が写真を撮ることも少なくて‥)。

 さて「わっぱめし」を頼んだところ「+200円で蕎麦も食べられますよ」と勧められ、そうすることに。待つこと、ほぼなし、次々に料理が運ばれます。あれっ、最初に食べるのが蕎麦の方? 見ると蕎麦つゆが、少し色づいた透明のダシと、醤油色の割り下(ワリシタ)とに、別々の器に分けてあるではありませぬか。

「え、どうすれば~」とココロで叫ぶと、親方が「割り下を好きなだけ入れて‥」とおっしゃったような~。白状するとその”割り下”が何であるかを分かっておらず、それでも器の形状から、注ぐ方と注がれる方を判断し、スマートな身のこなしで、優雅に振る舞った(つもりな)のです。

 えーと、割り下を半分強ほどダシに入れて蕎麦をすすってみると、おー、これは今までに食べた蕎麦とは一線を画す、うまみとカツオだしの大いなる香りがぷわ~ん。んー、これはすごい。これぞ日本料理店の蕎麦の味。いや、これは(自分の中では)新しい。

 話は少し戻りますが、蕎麦は「田舎そば」と「もう一つ(ドンドンしゃべるので憶えられませぬ)」の2種類があり、憶えた方の「田舎そば」の方を注文。蕎麦は見ての通りの山形田舎そば風のものが、包丁で規則正しく裁断されてある姿‥。

 その後「わっぱめし」等も食べましたが、めんつゆのインパクトに衝撃を受けた脳が、今日はこれで終わりとシャットダウン。後は普通においしく感じるだけでございました。えーと、浅漬にはセロリが入り、ワカメの味噌汁には独特な風味あり(シジミかな~)なども付け加えておきましょう。

 ここは「わっぱめし」が自慢のようですが、そば(つゆ)が最高なんですのよ。
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©東北を行け1404 , 18rw , Update:2024/02/03