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宮戸水産直売所・うにめしや1号店


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宮戸水産直売所・うにめしや1号店

(奥松島の簡易食堂)→ 3.11 震災後、閉店
〒981-0412 宮城県東松島市宮戸字西大振場1-1 TEL.0225-88-3682
うにめし定食 1200円、おまかせ海鮮丼 1200円
宮戸水産直売所・うにめしや1号店 - 通り宮戸水産直売所・うにめしや1号店 - お店の外観
宮戸水産直売所・うにめしや1号店 - うにめし定食宮戸水産直売所・うにめしや1号店 - うに
宮戸水産直売所・うにめしや1号店 - おまかせ海鮮丼宮戸水産直売所・うにめしや1号店 - 海鮮丼
 5月「春はアサリの季節」だと、アチコチから聞こえてくるもので、流れのままにアサリが食べたいな~と思い込み、フラフラと奥松島までやって参りましたのよ~。

 して、奥松島の陸続きのような大きな島の宮戸島に入ると(え、これって島だったんだ~)、大高森の登り口を過ぎたころに「海鮮丼うにめし」の看板がいきなり現れます。「なんじゃ?」と車を止めてみると、そこは水産会社の敷地内にある直売所‥。

「ほほう」と顔はゆうゆうと、でも内心は腰を引きぎみに中に入ってみたら、そこはかなり簡易な造作の部屋で、申し訳なさそうに少しだけ並べられている海産物がチラホラ。ふと見ると、その奥にもちょっとしたスペース(部屋)があり、そこで何者かがご馳走を食べているではあるまいか~!

 で、そちらの部屋にも突進してみますれば、おう、どうやらそこは簡易食事処。壁にくっ付いた長テーブル3つと真ん中に角テーブル1つ。壁に貼られたメニューがたった2つ「うにめし定食」「おまかせ海鮮丼」とな~。他にもメニューはないのかと尋ねてみると、どうもそれだけの模様なのです。

 こんな奥まで入ってきてメニューなど尋ねた後に「それじゃ」と帰るわけにはいかず、思い切って摂取してみることに‥。実はわたくし、ウニは苦手なんであります。でも、私よりもっとウニが嫌いだというマネージャーに「おまかせ海鮮丼」を譲り、私は泣く泣く「うにめし定食」にチャレンジするという、地獄の入り口へ連れて行かれましてね~。

 待っている間、後ろで食べているグループから聞こえてくる言葉は「うまい、美味しい、あま~い」。そして帰るとき「美味しかったです。また来ます」という声が‥。そういう物ですか、ウニというものは~。

 しばらくして(不運にも何事も無く)私の番が参りまして、お盆の上には、もちろんウニ、しかも1箱も! うれしいことに、今日の目的のアサリ汁も付いておりますのよ。予想外だったホタテの刺身、ホタテのヒモとワタの佃煮も豪華に‥。あとはワカメの酢の物とお新香で~す。

 ウニはアウトレットなのか、ちょっと色気は悪いように思います。でも、そのウニを食べてみると、これがなかなか鮮度よろし。ベターッと溶けた感じがなく、全てのウニが塊のままポロッと取れてくる感じで、消毒の匂い等もせず、確かに甘い味がしておりまするよ。これが(ウニ嫌いの私の気持ちも知らず)二段にもなっているもので、内心、冷や汗がタラ~。その他は、活きの良いアサリ汁と佃煮がおいしいのでありました。

 一応、誤解の無いように申し上げておきますが、かなりワイルドな漁師料理でありますので、そこのところ、ご理解を‥。それさえ越えられれば天国なんですけどね~。

 ※メニューと値段は、その時々での変更が多いようです。特にウニは時価なのでしょう。

メモ)
 ホタテと同様、ウニもメスはオレンジ色をしているんだそう。ほほう、と見直してみれば、あったあったぞ~。で(が)、オスの方がの濃厚で味が良いと言われているらしいですね~。
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