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９月、蔵王温泉街の中ほどの狭い路地にある、小ぢんまりとしたラーメン屋「奥村そばや」さんが旨いと聞き、ほんじゃ、とやって来ました。
と、店内にはテーブル４席と小さな座敷があり、昼ちょっと前に入店致しますと、セニョリータ（女子）２人がラーメンをすすっているところなのです。
で、数少ないメニューから、とりあえず「中華そば」を頼んでみると、出前で忙しいのか、案外時間がたってから、そろりと運ばれて参りましてね～。
待ちに待った思いで、レンゲで一口スープをすすってみると、なぬ、それはかなりの薄味のスープではありませぬか～。にゃ、久しぶりにコショウをパラパラ‥。そうしてみるとどうにか少しだけ、気をまぎらわすことに成功。ですが、もう少し何とかしたいような気持ちも‥。
なんか「ダメ出し」ばかり書いているので、気にくわなかったかと思えばそうでもなく、”かなりの薄味”以外は、とてもおいしい昔懐かしい風味のラーメンなんですよね～。しっかりと味の付いた歯ごたえのあるチャーシューやメンマもイケル、中太ちぢれ麺のおいしいラーメンでございました。
して、途中から工事のお兄さん達がワンサカやって来まして、満席に‥。
食後、外に出てみると、路地脇を流れる水路に、近くの温泉から出た硫黄泉の排水が激しい水音と共に豪快に流れ落ちる光景が見られ、温泉好きの目が釘付け。そしてその水音が心地よく耳に響き、催眠にでもかかったように、そこに佇んでしまいましてね～。
（平日） |
