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増田の内蔵


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増田の内蔵

(横手市の観光地)
増田町観光協会(増田観光物産センター「蔵の駅」内)
〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字中町64 TEL.0182-45-5311
増田の内蔵 - 地域の案内図蔵の駅 - 施設の外観
蔵の駅 - 蔵の内部1蔵の駅 - 蔵の内部2
蔵の駅 - 蔵の内部、壁蔵の駅 - 蔵の内部、梁
 6月、横手市の増田町へ。と、そこは木造の家並みが続く、ちょっと古びた普通の田舎町‥。

 ところが、さにあらずや、ここは世にも珍しい内蔵の町。内蔵とは母屋の中に造られた蔵であり、これがまた競うように豪華に造られ、しかも大きくて堅牢とな~。それは中尊寺金色堂のように、蔵を覆うように二重に建物がある構造になっており、冬季の雪や氷から土蔵を守るために囲ったのではないかと思われ‥。

 してこれが明治・大正・昭和と維持され、また増改築されながら、母屋と共に今の時代に残されたのです。

 左は「蔵の駅」を兼ねた旧「勇駒酒造」の蔵(*1)。案内してくれた観光協会の若いお兄さんの説明を聞きながら見て回ると、圧倒されて「はぁ~」とため息が出るばかりでした。んー、うちの実家の質素な蔵とは比べ物になりませぬな~。

*1:「宝暦蔵」と呼ばる古い酒蔵で、国の登録有形文化財

山中吉助商店 「蔵の駅」の正面 、このurl
 本日の公開蔵の2軒目、山中吉助商店さんのガラス戸をガラガラッと開けて入ると、なんとそこは時空を超えたパラダイス。現代によみがえった異空間、バック・トゥ・ザ・過去‥。

 で、女将さんが片っ端から昔商品の説明を始めますと、その中にわたくしのツボにハマった商品が‥。それはなんと”短ぐつ”。ゴムで出来た靴で、ぬれると靴の中がグチョグチョになるあれ‥。同年代でも知っている人がいるものやら‥。自分も一足でやめてしまって‥。

 こんな物が今でも売っているとは‥。いや待てよ、これは飾ってあるだけなんだよな~と思っていると、昔、中学生が肩にかけて持ち歩いた白い布でできた四角いバッグ「これこの間、売れたんですよぉ」と‥。だ、誰なんすか買ったのは~。で、足元の水色スーパーカーの隣りには、三輪車のスペアタイヤの一山。えー(?)、夢じゃないよね~。

 はぁ~、それでなんじゃかテンションもピークに達し過ぎ、奥にある本来見学すべく蔵にたどり着く前に疲れ果て、へなへなっと。社長、蔵はもう、どうでもよくなったんですけど~。

 ‥ちなみに、額縁の中の絵は、手書き看板だすな~。
山中吉助商店 - 商店の外観山中吉助商店 - 店内1
山中吉助商店 - 店内2山中吉助商店 - 店内3
山中吉助商店 - 店内4山中吉助商店 - 昔の看板
山中吉助商店 - 蔵の入り口

山吉肥料店 「蔵の駅」の斜め前 、このurl
山吉肥料店 - 施設の外観2山吉肥料店 - 入り口
山吉肥料店 - 店内山吉肥料店 - 座敷
山吉肥料店 - 通路1山吉肥料店 - 内蔵の入り口
山吉肥料店 - 通路2山吉肥料店 - 通路3
山吉肥料店 - 裏庭山吉肥料店 - 裏門
 次に隣りの山吉肥料店さんへお邪魔。あれ、名前が似ている感じ‥。もしかして親戚なんすか~?

 で、こちらは母屋も蔵も裏庭も本当に一級品でございまして、とっても感激。それは表側から明治、大正、昭和の建物が順に続いており、それは人々をすぐにそっちの時代へと連れて行く、そんな異空間なのです。

 それから、裏庭の奥にお客さん用の離れがあり、そこから裏門の外に出て振り向くと、立派なお屋敷の景観が‥。え、こっちが正門にも見えますの~。

 もう多くは語りません。いつか見てください。

佐藤養助・漆蔵資料館このurl
〒019-0701 秋田県横手市増田町増田字本町5 TEL.0182-45-5430
定休日:平日の月曜、入館料無料、食事、喫茶、お土産処
 最後、ちょっと離れた「佐藤養助・漆蔵資料館」へ。

 こちらは座敷蔵を無料開放しており、内蔵の中に入って見れる施設。あとは喫茶及び、勿論あの佐藤養助稲庭うどんも食べられるお店にもなっていました。

 あと、歴代の佐藤養助さんご夫婦の大きな肖像画が飾られてあり、沈黙‥。で、うるし蔵だそうで、ほんと中はピッカピカでしてね~。
佐藤養助・漆蔵資料館 - 施設の外観佐藤養助・漆蔵資料館 - 内蔵の入り口
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©東北を行け1106 , 19rw , Update:2024/02/03