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そば処・萬乃助

(仙台市)
〒981-3217 宮城県仙台市泉区実沢字館屋敷12 TEL.022-379-8223
板そば 950円、げそ板(げそ天と板そば)1100円

 11月、仙台の町外れの農村地帯に、行列の出来る蕎麦屋さん「そば処・萬乃助」があると知り、喜び勇んで突撃致しました。で、来てみると、そこには広い敷地に大駐車場と、趣きのあるお庭、それから民家を改装してそれらしくした建物があり、なかなか良い雰囲気を醸しだしておりましたのです。

 どうも休日は大変混むらしく、玄関前にはテント的な待合室まで用意されておりまして。今日は平日、開店11時にほぼ一番乗り(が、モサクサしてる間に先越され)、中に入ると店員さんが手際よく、また心遣いも気持ちよく案内してくれましてね~。
 メニューには蕎麦以外にも、鳥中華や〝冷たい肉そば〟まであり、山形名物がたくみに取り揃えられてあるのです。で、今日はその中から「げそ板」を頼みますと「太さが普通のと細いのと有りますが?」と尋ねられ、一瞬悩んで〝普通〟を注文へ。

 して、ほどなくして出てきた蕎麦は、見るからに山形田舎そばで、薄い褐色の蕎麦に濃い点々が付くもの。で、太さは中太ぐらいで、水洗いしたてなのかテカテカに光る蕎麦なのです。

 その蕎麦をカツオダシの香り豊かなツユにつけて食べると、なるほど山形田舎そばに間違いなし。また、蕎麦つゆをほんの少し付けてすすると、蕎麦の甘い香りが口中に広がり、一瞬山形にいる錯覚が。と言いたいところですが、やはりここは仙台、人々が何やら気ぜわしく、せかされるように食べてしまいましてね~。‥げそ天は、仙台バージョンなのか、味無しでした。

 ちなみに、この時季は新蕎麦を使っており、また蕎麦の基本の三たて(挽きたて、打ち立て、茹でたて)を守っているそう。


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©東北を行け1011 , 18rw , Update:2024/09/17