少し東にある荒湯地獄に来てみると、道路脇に荒涼とした広場があり、そこに車が止められそうになっていたので、ここが荒湯地獄かな~と分かる感じでした。まあ、看板などは当然ありませんので。
車を降り奥に向かって歩いて行けば、そこは谷状の地形の底が平地になっており、辺りはやはり白っぽい荒涼とした景色。で、そこいらじゅう、あちこちで硫黄の煙が立ち上っているのです。
その一つの穴に近づいてみたら、周りが黄色に変色し、また硫黄の匂いがものすごいのです。ここは谷状になっているので、空気より少々重い硫化水素が溜まりやすく、大変大変危険です。ここに長くいると、毒ガスでやられそうですぞ~。
ちなみに、どの程度危険かというと、
濃度
(ppm) |
作用 |
1,000~2,000 |
即死 |
600 |
約1時間で致命的中毒 |
200~300 |
約1時間で急性中毒 |
100~200 |
症状:臭覚麻痺 |
50~100 |
症状:気道刺激、結膜炎 |
10 |
労働安全衛生法規制値(許容限界濃度) |
3 |
不快臭 |
0.03 |
臭いの感知の限界度 |
※注目したいのは、濃くなると匂わなくなること。
その先、奥の方に行けば野湯スポットもありそうですが、暗くなってきたし、夕飯の時間なので(良い子は)退散致しましょう。この先に行くには硫黄探知機が必要ですね、生きて帰りたいなら‥。 |
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