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延命餅本舗

(仙台の餅屋)
〒984-0051 宮城県仙台市若林区新寺3丁目5-5 TEL.022-256-0551
田楽餅 105円、大福(延命餅)105円(みやこがね)
駐車場無し


 6月、仙台駅東口から歩いて15分くらいの新寺通りにある、旨いと評判の餅屋さん「延命餅本舗(えんめいもち・ほんぽ)」にやって来ました。

 前に一度、気まぐれに買いに来たところ、結局、場所が分からず退却してしまって。今回、キッチリ場所を確認して突進してみたら、あれ~、通りの立ち木の葉っぱに看板が隠れていて、車で普通に通ると、なかなか見つけられないのでございました。

 そのお店は小ぢんまりとしたたたずまいで、玄関脇の小さなガラスケースには、田楽餅(あんこ、ごま、しょうゆ)、大福、すあま、がんずき、茶饅頭が少しずつ並べてあります。知らないで入ったら、回れ右で直ぐ帰りたくなるような、んと、清貧の言葉が浮かんでくる、そんなガラスケースの姿なのであります。

 なんとなく、田楽餅の「しょうゆ」と「あんこ」、それと大福餅を買い、いそいそと家路に。

 家へ帰ってすぐ、レフリーの熱いお茶をスタンバイさせ、まずは「しょうゆ」の田楽餅と勝負。挨拶代わりに小鼻を近づけると、焼き焦げが香る餅と、濃い色のしょうゆダレの匂いでジャブの連打、何ともたまりませぬ。食べてみると、これが旨し。見た通りにしょうゆダレが濃厚で、甘いだけではない何かが違うタレがグー! へばりついて残ったタレも全て(いやしく)完食~。餅は平べったく、餅らしいモチモチした食感で、こちらも最高でございます。いちおう書くとノックダウン。

 あと、隣のあんこ餅も上品な味わいで、餅のオコゲと絶妙な掛け合いが素晴らしく。むー、また食べたい、家族にも食べさせてあげたい、そんな田楽餅なのでありました。

 あとは、大福餅は見た目も味も普通ですが、やはり本物の餅、昔食べた大福餅、そのものだと。

p.s.
 難点は、店に駐車場が無いところ。みなさんが勇猛果敢に交通量の多い新寺通りに車を止めるものだから、お、恐ろしや~。気弱な私は礼儀正しく、この裏通りの3丁目公園の脇に、こっそりと。何故か知りませんが、公園周りには休憩中の車が沢山止まっていたんですよね。

 後日、近くに行ったついでに立ち寄ってみましたら、ショーケースの大福餅の所に「延命餅」の表示が。

「え、こっちが延命餅だったのか~」と独り言のようにつぶやいてみると「そうなんですよ、みなさん間違って田楽餅の方がそれだと思ってらっしゃるんですよぉ」と言う声が、後ろから聞こえて来て。それはお店の人の声だすな~。
2013.02
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©東北を行け0705 , 17rw , Update:2024/09/17