東北を行け
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佐藤農場・梅祭り

(大崎市岩出山、梅の花の見どころ)
〒989-6412 宮城県大崎市岩出山下野目字向山94 TEL.0229-72-0477
4月の梅まつり期間中、無料開放(2015年は4/1~4/25)、仮設トイレあり





 4月、春の桜咲く宮城路、梅の花見に向かいましょう。

 と、古川から鳴子に向う国道(R47)から座散乱木遺跡に向って曲がり、あとは案内看板に従って約1km程行くとある、民間経営の「佐藤農場」にやって参りました。

 途中の座散乱木遺跡付近の公園には桜などが咲いており、初めてだと(梅祭り会場と)間違って入ってしまいそうになるのです。で、なんか違うな~と思い直して先に進むと「梅祭り」のノボリが道案内をしてくれて、やっと佐藤農場にたどり着いたのです。

 辺りはちょっと小高い丘で、センターライン付の道路の両側に梅畑があり、ウグイスの鳴く声や、その他大勢の鳥の声が聞こえて来ますのよ。駐車場を後にし、梅畑の中の小道を歩いて行くと、もうそれは圧巻の感動モノ。一見の価値ありです。地面の緑と小花。梅の木の独特な枝ぶり。梅の白い花に赤い花。(整備された)春の農園を歩くのも、また良いものですね~。

 梅の花に誘われ、匂いを嗅いでみれば、意外に匂いは少なく、鼻を近づけるとやっとほのかな香りがしてきます。どこからともなく聞こえてくる羽根の音。満開の梅の花の中を小さなハチ(マメコバチか?)がブンブンと元気良く飛び交い、ミツを集めているところでありました。と、オバチャマ達が梅の木の下で弁当を広げてピクニック、人生を満喫しているようでございますね~。

 あと、オーナーの自宅の前では、山芋や梅干が販売されており、入場料の代わりに買って帰ろうかと‥、混んでいるようだったので今日はやめときましょう。

 実は、来る途中、このすぐ近くでタヌキを発見。でも、怪我をしているのか何か様子が変。少し歩いては振り返り、また歩いては振り返る。人から餌を貰っているのか人慣れした様子で、ゆっくりと去って行くのでありました。

 後日、佐藤農場の梅干を(実はネットにて)買いました。当日買えばよかったのに、なんだか、かなり遠回り。私の人生なんて、こんなものなのです。

 梅干は、シソの葉で色付けしたと思われる紫色の独特の色合いで、それがまた人々の心を引き付けまして。「昔ながらの‥」とのうたい文句通り、強烈な酸っぱい香りを放ち、それに共鳴するように(まだ食べてもいない)私の口の中も酸っぱくなりましてね~。食べてみると、うぉー、これは強烈。今時の梅干とは違って、かなりの酸っぱさと塩辛さが押し寄せて参ります。懐かしくて素朴な味、ここに、あるよ~!
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©東北を行け0804 , 17rw , Update:2024/09/17