ころり三観音(会津)
/ 観光旅行 / 福島県福島県耶麻郡西会津町野沢字如法寺乙3533 TEL.0241-45-2061
立木千手観音が開帳 福島県会津坂下、恵隆寺で例大祭
「会津ころり三観音」の一つ、立木千手観音で有名な恵隆寺の例大祭は17日、会津坂下町塔寺の同寺で始まった。国指定重要文化財の同観音が開帳され、御利益を求める参拝客でにぎわっている。18日まで。
「鳥追聖観音」特別開帳 西会津・如法寺、子授けなどに御利益
西会津町の鳥追観音如法寺で、毎年恒例の「若葉まつり」が開かれている。6月30日まで。本尊の鳥追聖観音を特別開帳している。
同寺は子授けや安産、厄よけ、長寿などに御利益があるといわれる。「会津ころり三観音」の一つとしても知られ、老若男女を問わず幅広い信仰を集める。
日本遺産『ダブル』認定 福島県初「仏都会津」「安積疏水」
文化庁は25日、有形、無形の文化財をテーマ別でまとめ、地域の魅力を発信する「日本遺産」に、第2弾として19府県の19件を認定した。本県からは「仏都会津」として知られる会津17市町村が対象の「会津の三十三観音めぐり」と、安積疏水をテーマにした「未来を拓(ひら)いた『一本の水路』」の2件がともに認定された。
【仏都会津】会津17市町村は、平安初期に花開いた「仏都会津」を土台に、会津に残る「三十三観音めぐり」に焦点を当て、物語性や周遊性を持たせた。各地に点在する貴重な文化財の活用のほか、往時の三十三観音めぐりの体験が味わえるような取り組みを進める方針だ。
会津三十三観のうち、仏都会津の中核として古くから知られているのが、「会津ころり三観音」です。(中田観音、鳥追観音、立木観音)
三毒の悪しき心(貪:とん=むさぼること、瞋:しん=いかること、痴:ち=おろかなこと)を、三観音を巡礼することで仏の慈悲により消し去ってもらい、心の安らぎや健康長寿、やがてころりと安楽往生がかなうと言われています。
日本遺産申請「会津の寺社信仰」 三十三観音巡りに焦点
会津17市町村が文化庁の日本遺産に認定申請した「会津の寺社信仰」は三十三観音巡りに焦点を当てた内容となった。関係者が明らかにした。会津特有の寺社文化の遺産認定を目指し、観光振興に弾みをつける。
仏都会津を構成する文化財群から、会津地方にさまざまな形で伝わる三十三観音巡りを4部構成の「ストーリー」にまとめて申請した。
第一部は慧日寺や会津五薬師などの寺院を開いた僧・徳一が会津一帯に仏教を広めた歴史や背景を取り上げた。第2部は江戸時代に西国巡礼などで領外への費用流出を案じた保科正之公が会津三十三観音を定めたいきさつを紹介した。
第3部は弘安寺の中田観音(会津美里町)、如法寺の鳥追観音(西会津町)、恵隆寺の立木観音(会津坂下町)の「会津ころり三観音」をはじめとする三十三観音信仰を、第4部では道中の宿場や門前町に芽生えた食や物産、文化などを集約した。
地元関係者は「三十三観音をはじめとする仏都会津が注目され、観光誘客につながることを期待したい」と話している。文化庁は認定先を4月中に発表する予定。
立木千手観音を開帳 会津坂下の恵隆寺で例大祭
会津坂下町塔寺の恵隆寺(えりゅうじ)で17日、立木観音例大祭が始まった。「会津ころり三観音」の一つで国指定重要文化財の立木千手観音が開帳され、御利益を求めて県内外から大勢の参拝者が訪れた。18日まで。
開帳は例大祭のほか、元日と2月の節分の年3回行われる。18日は午前10時と午後2時の法要後、約1時間自由に参拝できる。