協和丸(鶴岡市)
/ 食べ歩き / 山形県の観光山形県鶴岡市加茂字加茂77番地1 TEL.0235-33-3835
ベニズワイガニの缶詰商品化
「第36回全国豊かな海づくり大会~やまがた~」(9月10、11日)の関連イベントで販売する本県産ベニズワイガニの缶詰が完成した。漁業者と販売者、パッケージデザインなどを担当した県立加茂水産高校の生徒が30日、県庁の吉村美栄子知事を表敬訪問。完成したばかりの缶詰「山形県庄内浜フレッシュ紅ずわいがに」を披露した。県産ベニズワイガニの缶詰商品化は県内初。
漁船「協和丸」(池田正船長、乗組員9人、総トン数111トン)は、4月から翌年1月末まで、飛島沖水深約800メートルの海洋深層水域で、カニ籠漁法で年間約430トンのベニズワイガニを水揚げ。加茂港そばの同社で浜ゆでして販売しているが、地場消費は2、3割程度で大半が鳥取県内で棒肉加工し販売されている。
庄内沖のズワイガニ漁が解禁 各漁港、出荷作業で活気
庄内沖のズワイガニ漁が1日、解禁された。各漁港では生きのいいズワイガニが水揚げされ、出荷作業で活気づいた。
鶴岡市の由良漁港では、底引き網漁船6隻が同日午前1時ごろ出港。約200キロ沖合で漁をし、午後3時すぎから帰港した。カレイやイカなどに交ざり、ズワイガニが次々と陸に移された。大きなものは重さが約1キロあり、水を張った発泡スチロールに生きたまま入れて出荷。県内外の鮮魚店などに出回る。
漁は11月ごろからピークを迎え、来年4月末まで続く。第八長宝丸の佐藤昭船長(64)は「この日の漁獲量はいまひとつ。これからたくさん捕れて、多くの人に味わってもらいたい」と話していた。