仙台長ナス漬け/ふっくら艶やか紫紺色
話は仙台長ナスから始まった。約420年前、伊達政宗が朝鮮出兵の際に博多からその種を持ち帰り、領内で栽培したのが始まりだそう。博多の大ナスは細身で形状が似ているという。長年かけて仙台の気候と風土により独特の形に作り上げられた伝統野菜が仙台長ナスだ。
この伝統の味作りは種から始まる。種の専門店で紫紺仙台長ナスというオリジナルの種を作ってもらい、契約農家で栽培。伸ばしておけば40~50センチにも成長するのを、皮が柔らかく、おいしいサイズの8~11センチで早採りするというから、ぜいたく。
朝に収穫したものを、その日のうちに塩で漬け込む。塩蔵3カ月の後、穴開け機にかけ、塩抜きプレスをする。
選別、袋詰め、金属探知機、加熱器等々の工程を見て、改めて仙台名産としての安心へのこまやかな配慮も知らされる。
生産地 中国
日本にて 「袋ずめ」
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