静岡茶
/ 静岡県の名物お土産静岡県榛原郡川根本町元藤川718
残留農薬 一部が海外基準に適合
県が昨年、県内で製造された静岡茶の残留農薬を調査したところ、山間地で栽培された一番茶の一部に、欧州や米国、台湾のいずれの基準にも適合した茶葉があった。
県は調査結果を踏まえ、JA静岡経済連、野菜茶業研究所と協力して輸出に適した農薬の使用リストを改訂し、今後、農家らに配る。
《茶況》 平均単価、4茶期で前年割れ
JA静岡経済連は2015年度の県産茶の茶期別荒茶生産量推計値と、1キロ当たり平均単価をまとめた。年平均単価は前年度比9%安の1091円で担当者は「平成の最安値になった。主力の一番茶の安値が響いた」と分析した。
平均単価は一番茶と二番茶が平成の最安値となるなど4茶期すべてが2年連続で前年割れとなった。担当者は「茶工場で使う燃料の単価は昨年より安くなったが肥料、農薬などを加えた経費負担は変わっておらず、経営環境は厳しさを増した」と指摘した。
給食に「静岡茶ミルメーク」 4月導入目指し開発
JA静岡経済連は県学校給食会などと連携し、給食の牛乳に混ぜて飲む茶製品「静岡茶ミルメーク(液体)」の開発を進めている。県内には給食にリーフ茶を出す学校もあるが、より広い地域の多学年の児童生徒に手軽に静岡茶に親しんでもらう手段として新たに提案する。
シャープが茶道の基本を再現するお茶メーカー
シャープは27日、茶葉の栄養素をまるごと摂取できるお茶メーカー「ヘルシオお茶プレッソ」を4月25日に発売すると発表した。新しいお茶の習慣を提案する家電と位置付けており、4月の消費税増税後に予想される家電需要の反動減に負けない商品として期待する。
小型の茶臼で茶葉の栄養素をほとんど壊さずに粉末状に加工し、茶筅の代わりとなる回転羽根による撹拌でのどごしのいいお茶やラテを作れる。茶道の基本である「挽く」や「点てる」を再現した。